SCRAPがヨーロッパ企画とタッグを組んで手掛けた現場捜査ゲーム『配信者には殺せない』を遊んできました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
第一発見者はアート作品の制作過程を配信をしているユキ。被害者は彼女のマネージャー。
現場の状況から、ユキが犯人だと推理した刑事のあなた。
しかし、ユキには鉄壁のアリバイがあった。「マネージャーが殺された時間、私は1万人の前で生配信をしていたのよ」
https://realdgame.jp/haishinsha/
プレイヤーは刑事となり、実際に事件現場を捜査するゲームです。
現場に残された手掛かりや犯人のおかしたミスを見つけ、絶対のアリバイを持つ配信者が犯人であることを証明します。
ゲームの感想
『演じすぎた男』に続く、現場捜査ゲームの第2弾。
施設内に作られた殺人現場を刑事として訪問して、様々な角度から現場の様子を分析し、事件当時にそこでなにがあったのか、犯人がいかなるトリックを仕掛けたのかを突き止めます。
手掛けたのはリアル脱出ゲームで知られるSCRAPですが、謎解きではなく、純粋なミステリーと言えます。
『演じすぎた男』も面白かったので、本作も早々に遊びたいと思っていたのですが、会場の吉祥寺が、微妙に自宅から遠く、遅くなってしまいました。
激烈に面白かったです。
前作は、劇場の楽屋が舞台だったので、どちらかと言うと室内は無機質で、現場としてのインパクトは控え目でした。
しかし、今回は動画配信者のアトリエということで、室内は絵画や美術道具にあふれており、部屋に入った瞬間にテンションが爆上がりしました。SCRAP小道具班の本領発揮を目撃しました。
タブレットを使って情報を整理することができるのですが、導線が丁寧で、膨大な情報を、きちんと整理して管理することができました。
ただ、操作感は今ひとつで、特にドラッグ&ドロップは失敗することが多く、時間に追われているプレイヤーだとイライラするかも、と感じました。
タブレットのおかげもあって、かなり有利に進めることができ、結果的には成功。面白かったです。
終わりに
犯人が千秋であることが最初から分かっており、いわゆるミステリ小説であるところの倒叙物なわけですが、千秋の演技は良かったですね。
前作とあわせてオススメです。シリーズ第3弾も熱望ですね。