雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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謎解き『CRIMSON』の感想

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 よだかのレコード B-Sideさんによるリアル謎解きゲーム『CRIMSON』を遊んできました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 会場はドラマチックホール、最大人数は1公演21人。
 公演時間は、ルール説明なども含め100分。
「特別な体験ができる謎解きゲーム」ということで、ゲーム内容について言及しようとすると、ほぼネタバレになってしまうので、公式サイトにある文言を羅列させていただきました

ゲームの感想

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 ノット・フォー・ミー……でしたね
 B-Side自体はけっこう好きだったはずです。
『SILENT NIGHT 霧の街からの脱出』は傑作中の傑作、『TRAP』は未プレイ、『SILENT NIGHT again 霧の街からの脱出』は警戒し過ぎてしまい没入できなかったけれど好き、『クラインの壺』は世界観が超絶大好き、『PHANTOM』は謎解き以上に作品形態が興味深かった、『そこには誰も』は投票しなかったけれど好きか嫌いかで言うと好き。
 と言うわけで、この『CRIMSON』も期待値、高めで行ったのですが、終始、テンションが上がりませんでした


 遊び終えてから、ずっとモヤモヤが続いているのですが、その間に考えたこととして『PHANTOM』をオンラインではなく、リアルでやろうとすると『CRIMSON』になるのかなと感じました
 マーダーミステリーという形態のゲームが流行りはじめ、これが充分にリアル謎解きゲームと融合する前に、コロナ禍に入ってしまい、ナゾガクが開催されなくなり、意欲的あるいは実験的な公演が開催される機会が激減しました。
 ネタバレを避けようとすると、どうしても曖昧になってしまいますが『CRIMSON』は俯瞰すれば面白いゲームですが、1参加者として遊ぶ分にはノット・フォー・ミーでした

終わりに

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「そう感じるのなら、そもそもB-Sideに参加するのが間違いだったのでは?」
 という指摘があるとするならば、確かに、と。
 しかし『クラインの壺』以前と『PHANTOM』以後とでは、明確に公演の在り方が異なるので、さすがにこれは予測不可能です。
 ただ、この公演の在り方それ自体は、非常に興味深いと思っていて、10年以上の謎解きの歴史のなかで現れた、かなりおおきな変化だと思います。これを一発で終わらせるのか、あるいはさらに昇華させていくのか……もし、後者になるのであれば、嫌と言い続けるような気もしますが、ずっと追っていきたいなとも思います。