よだかのレコードさんのドラマチック謎解きゲーム第31弾『documentary』を遊びました。
謎解きイベントを制作する様子をドキュメンタリー番組風にコンテンツ化し、制作の舞台裏まで見せてしまうという実験的な作品でした。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
本作は10月21日に企画が発表されると同時に、チケットが発売となりました。
その後、企画会議やテストプレイを経て、11月3日に初演を迎えた作品です。
通常のリアル謎解きゲームや、オープニングやルール説明などがあり、ゲーム本編を経て、エンディングという構造ですが、本作の場合、オープニングの代わりに用意されているのは制作現場をリアルに映したドキュメンタリー映像です。
よだかのレコードのスタッフさんが、せっせと謎を制作している様子を見て、その後、実際に作られたゲーム、1チーム6人のホール型謎解き『シン・エンドレスゴロク』を遊ぶという仕組みです。
ゲームの感想
全米が号泣!
ではなくて、全秋山が困惑!
そんな作品でした。
どういうこっちゃ?
ゲーム内での驚きを最大限に享受するために、あまり事前情報は仕入れずにイベント参加するようにしているのですが、企画趣旨を説明する動画がはじまったときは、
え、なにを見させられてるの? これも謎解きの一部なの?
と困惑しました。
幸い、動画の作りが良くて趣旨は、すぐに理解できましたけれど、これは、かなり玄人向けのイベントですね。
よだかのレコード初参加者からすると、へるおさんも、5103さんも知らないおっさんなので、どう受け取ったものか持て余すのではないでしょうか。
一方、わたしはと言うとドキュメンタリーの後半で5103さんの様子を見て、
これから遊ぶことになる『シン・エンドレスゴロク』ほんとうに大丈夫なの? ドキュメンタリーにしないで、ちゃんと時間かけて作った方が良かったんじゃないの……?
と、そのクォリティが心配になりました。
全秋山が困惑からの、全秋山が心配です。
と言うわけで「これから遊ぶゲームが心配」という、長くリアル謎解きゲームを遊んでいますが、初めての感覚を抱きながら遊びはじめたのですが、もうすべて杞憂で、最初から最後まで、ずっと楽しかったです。
いやはや、すごいものですね。
この短期間でここまでクォリティを高められるのは、やはり今までの経験がなせる技なのでしょう。感服しまいた。
終わりに
と言うわけで、謎制作の裏側を見せてしまうという実験的な『documentary』最初から最後まで面白かったです。
この公演が初よだかのレコードという方にとっては、どうか分かりませんが、ファンの方には心からオススメしたい公演です。