劇団ふむふむとノーミーツがコラボしたオンライン演劇『トイレ天使物語』を視聴しました。
素晴らしい作品で、最後はボロボロ泣いてしまいました。
劇の概要
本作は、全国学生オンライン演劇祭の優勝記念公演です。
コロナ禍において演劇の機会を失った学生たちのために、ノーミーツがオンラインで演劇祭の機会を提供し、見事優勝に輝いた劇団ふむふむがノーミーツと一緒に制作した新作公演です。
私が視聴したのは昨年末ですが、3月末までアーカイブが配信されています。詳しくは下記。
本公演のアーカイブは
— 全国学生オンライン演劇祭 学生スタッフ (@ongekisai_staff) 2021年12月19日
【2022年 3月28日 23:59】
まで、下記リンクにてご覧いただけます!
ぜひ何度でも居酒屋フラフラへお越しください🚽https://t.co/KcsWwz9pBa
劇の感想
激烈に面白かったです。
全国学生オンライン演劇祭において、劇団ふむふむはコールセンターだけを舞台に物語を展開させましたが、今回の舞台はまさかの居酒屋のトイレ。しかも、カメラアングルは便器の中から見上げるスタイルで、入れ代わり立ち代わりトイレにやってくる居酒屋の主とお客さんたちとの1対1の会話で進んでいきます。
トイレに宿った語り手の天使・テツオの語り口も良くて、彼の所属する東京天使会はヤクザの如き荒々しい言葉遣いの縦社会で、面白いです。
後半はジェンダー的なテーマを扱いつつ、得難い結末に持っていく流れが素晴らしく、涙なしには見られませんでした。
終わりに
依然として世の中はコロナ禍にありますが、状況はだいぶ好転したように感じます。劇場も再び開き、リアル公演もコロナ対策を行なったうえで再開しました。
オンラインで全国の学生が一同に集まり、競い合うことはないかもしれませんが、オンライン演劇という新しい形の作品形態は、これからも発展してほしいなと感じます。