東京ミステリーサーカスの常設公演のひとつ『ある隠し金庫からの脱出』を遊んできました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
1人から2人で遊べる制限時間わずか15分というルーム型のリアル脱出ゲームです。
元々、東京ミステリーサーカスの2階には『ある刑務所からの脱出』という1~2人用の制限時間10分の謎解きがありましたが、その系統と言えます。
価格的にもソロチケットだと2000円、ペアチケットだと2400円と手頃で、いつでも遊べる気楽さからも初めての脱出にオススメです。
チケットは「脱出チケット」と「ベテラン怪盗チケット」の2種類が用意されており、同じ空間ではありますが、チケットを変えることで2回、楽しめる形式になっています。
初プレイの場合は「脱出チケット」を購入し、閉じ込められた金庫からの脱出を目指し、2回目は「ベテラン怪盗チケット」を購入し、より多くの金貨を制限時間内に盗み出すことを目指します。
ゲームの感想
公演開始は2021年4月ですが、コロナ禍に加え、時間調整にちょうどいい公演だったので、すぐに飛びつくことはせず、タイミングを見計らっていました。
公演開始してちょうど半年、10月下旬に制限時間が10分から15分に拡大されたので「難しいのかな?」と感じたことを覚えています。あるいは、公演開始当初は、謎解き好きが集まって10分以内に余裕で脱出を繰り返していたけれど、しばらく経って本公演が元々ターゲットとしていた初心者の方が遊びはじめたら、10分ではちょっと辛くて、時間調整したのかもしれません。
1回目、脱出チケットを使って臨みましたが、結果的には半分以上の時間を残しての脱出成功でした。
さすがに半分以上も時間を残すと、嬉しい反面、もったいなくも感じました。
制限時間10分だったら、残り3分程度だったので、ちょうどよいと判断したかもしれませんが……。
2回目、ベテラン怪盗チケットを使って、すべての金貨回収に向けて邁進しました。
途中までは快進撃で、ラス謎に相当する最後20%の金貨までは、制限時間の半分ほどで辿り着けました。しかし、この20%が難敵で、あれこれ試したり、首を捻っている内タイムオーバー、回収率80%で終了となりました。
体感的にはラス謎が解けず、脱出失敗した感じです。
以上を踏まえると、ワガママな要望かもしれませんが、ある程度、謎解きに慣れているプレイヤーであれば、最初から「ベテラン怪盗チケット」でも良かったんじゃないかなと感じました。
実際、1回目は時間が余り、2回目もラス謎に詰まってた時間が大半だったので……。
ただ、少人数のルーム型なので、室内にスタッフがいるわけでもなく、ある程度、プレイヤーの裁量に任せるとなると、これくらいの分量にならざるを得ないのかもしれません。
終わりに
個人的には、もうひとつという雰囲気ですが、初心者向けコンテンツとしては、コンパクトにまとまっており、価格的にも時間的にもオススメしやすいかなと感じました。
特に、はじめて謎解きに触れる方に「試しにこれで遊んでみて」と言いやすい点においては悪くないと感じました。