Nintendo Switchのダウンロードソフト『コンダクト トゥギャザー!』を遊びました。
1人から4人で遊べるアクションパズルです。
ゲームの概要
プレイヤーは車掌となり、電車を正しく運行させることを目指します。
電車を駅から駅へと導き乗客を乗り降りさせることでポイントを稼ぎます。
プレイヤーができることはレールを切り替えることと、電車を一時停止させること。
うっかり接触事故を起こした瞬間に電車は爆発し、ゲームオーバーとなります。
ゲームの感想
少し前に信号を切替えて、道路をコントロールする『Urban Flow: 交通パニック』を遊びましたが、それに電車版と言い換えてもおかしくないくらいプレイ感は似ています。
各プレイヤーが協力しあい、ステージクリアを目指すアクションパズルであるという点は同様ですが、細部において差異があります。
いちばん大きな違いは、プレイヤーごとに役割が決まっていないことでしょうか。
『Urban Flow: 交通パニック』は各プレイヤーに対し「この信号機を担当してください」と担当信号機が割り振られていましたが、本作の場合、全プレイヤーが全レールに対して、そして全電車に対して同時に介入することができます。
また、乗客ごとに目的地が異なるので、電車を正しい駅に導く必要があり、主語はレールというより電車です。
従って、役割分担としては「ぼくは、Aの電車を担当するよ」「じゃあ、わたしはBの電車やる」といったようにプレイヤー同士で声を掛け合って、電車単位で担当を割り振るプレイングになります。
で、これがどういった問題を引き起こすかと言うと、やりっぱなし問題そして余計な気遣い、です。
まず、やりっぱなし問題から行きましょう。
Aの電車を赤い駅に導きたかったので、レールを操作して電車が赤い駅へ向かうように操作する。ここまではふつうです。しかし、A電車の後ろには、青い駅に向かいたいB電車が続いています。
立つ鳥跡を濁さず、レールを変えた後は、そのレールを元の状態に戻しておくことがマナーでしょう。
いや、マナーかどうかは分かりませんが、やりっぱなしにしてしまうと、どんどん状況が変化してしまうので、いかに定位置に在ることが重要か、それが身にしみて分かります。
次は余計の気遣い。
これはさっきの逆で、集中力が切れてくると、ついついレール捌きがおろそかになり、変えたレールを戻しておくのを忘れたりします。
「あ、レールを戻すのを忘れているな」そう気づいたとき、勝手に触ろうものなら、それこそ混乱の元です。実は敢えて戻していなかったのなら、勝手に変えてしまうことになりますし、あるいは気づいたのが同時で、同時に変えようとした結果、元の状態になってしまうと、譲り合ったりしているうちに違う場所で事故が起きたりします。
プレイヤーごとに担当が割り振られていなく、自由度が高いゆえに、より連携が求められる。
また『Urban Flow: 交通パニック』と異なり、電車は自動で減速は一切せず、ぶつかりそうになってもそのまま前進し、当たり前のように事故を起こします。よりシビアである、と言えます。
終わりに
協力型アクションパズルを求めている方には『Urban Flow: 交通パニック』と同じくオススメしたいタイトルです。
お互いに責任を押し付けあって喧嘩にならないよう、適度な雰囲気を保って楽しんでください。