朱鷺田祐介さんデザインによるライブアクション型マーダーミステリー『玉座の闇 シーズン4 魔王復活』を遊びました。しかも、朱鷺田さんGMで!
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
プレイヤーは18人から28人。
西洋風ファンタジーの世界観で、プレイヤーは諸王国の関係者となり、魔王軍との戦争に臨むことになります。
各プレイヤーには専用のシナリオシートが配られ、配役に応じてパフォーマンスを行ったり、他プレイヤーと相談や密談を行ったり、はたまたひとりで暗躍することもできます。
ゲームの感想
まずはコロナ禍において多人数ゲームのオープン会を、開催してくださった主催のかづさみくるさんに感謝します。
会場は自宅から片道2時間ほどの距離でしたが、『玉座の闇』は気になっていたタイトルですし、しかもGMはデザイナーの朱鷺田さんご自身。ということで、これは行かねばならないと思い申し込ませていただきました。
当日、受付を済ませるとルールブックを渡されたので開始までは、ルールブックを読んで過ごしました。
ルール説明の中でキャラクターシートの配布がありました。
わたしは山程のダイスを振って戦闘で活躍するよりも、多すぎる情報に溺れたい派なので、脳筋っぽいキャラクターは避け、より多くの秘密を抱えていそうな頭脳派とか思われたキャラを選びました。
ゲームが始まった後の流れとしては、とにかくてんこ盛りな体験でした。
基本的なコンセプトはマーダーミステリーですが、とにかく登場人物が多く、物語が複雑に組み合わさっているので、物語を理解するのにも一苦労です。
正体隠匿要素を持つ多人数ゲームとしては『究極の人狼』に近しいとも感じました。
多人数で遊ぶ『究極の人狼』も、多くの役職者が入り混じることによって脳が混乱します。
プレイングとしては、21人で遊ぶ『ディプロマシー』にも通じるところがあるなと感じました。通常『ディプロマシー』は7人のプレイヤーが7ヶ国それぞれを担当しますが、各国を3人で担当し、それぞれが最終決定担当や渉外担当などと役割を分けることで、よりコミュニケーション難度が上がり、面白さも深まります。
もちろんTRPGの要素もあって、スキルやアイテムなどの準備を整えてクエストに挑み、大量のダイスを大胆に振る楽しみもありました。
と言うわけで、ライブアクション型マーダーミステリーというジャンル名が冠せられていますが、実際には様々なゲームのメカニクスを、闇鍋のようにごった煮にして、ゴテゴテのてんこ盛りにしつつ、それでいて単体のゲームとして、ぜんぜん破綻していないどころか、ちゃんとまとまっている、得体のしれない王道作品でした。
ちょっと、なにを言っているか分からないかもしれませんが、遊んだわたしも、
『玉座の闇』破天荒に面白かった。けど、どういうゲームかと問われると『玉座の闇』としか言いようがない
そう、なんだったらジャンル名:玉座の闇、なんですよね。
と言うわけで、唯一無二の体験でした。ありがとうございました。
終わりに
本作はシーズン4とついていますが、多人数で遊ぶゲームであることが共通しているらしく、物語も登場人物も連続しているわけではないそうです。
いずれ機会があればシーズン1~3も遊びたいですね。