雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

マーダーミステリー風ゲーム『巡る想い、届かぬ気持ち。』の感想

f:id:sinden:20200501152641j:plain
 まどりやの鷹海和秀さんによる『巡る想い、届かぬ気持ち。』を遊びました。
 なんとプレイ人数1人から6人で遊べるマーダーミステリー風のゲームです。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。


 遊んだのはテストプレイ版となりますので、写真もそのときのもので、現在、販売されている製品版は異なります。
 ゲームの概要としては、下記の通りです。

本作品は、「犯人」が誰なのかを推理する「マーダーミステリー風」のゲームです。
プレイヤーは天文部の合宿に来ていた6人のキャラクターのうちひとりを担当し、ラブレターを晒したのが誰なのかを推理することになります。

各キャラクターごとに、そのキャラクターが何をしていたのかなどが書かれている「キャラクターシート」があり、そこに書かれている情報を話し合って、推理を進めていきます。
キャラクターシート以外にも「質問カード」があり、そこに書かれている情報(証言)も、推理を進めるヒントになってくれるでしょう。

http://gamemarket.jp/game/summer_memory_of_loveletter/

 鷹海さんの前作『ラブレターを出したのはだれだ?』も遊ばせていただいていますが、日常の謎を取り扱ったもので、ひとは死にません
 その代わり、なにを推理するかというとラブレターに関してです。
 箱裏には、こんなことが書いてあります。
「天文部の合宿で起こった事件? ラブレターを晒したのは誰だ!?」
 プレイヤーは天文部の一員となり、合宿で起こった事件を巡り、捜査や推理を重ねていくことになります。


 通常、マーダーミステリーと言うと、人数制限が非常に厳しく、たとえば6~7人でしか遊べず、7人の方が面白くて、1回しか遊べない。みたいな感じなので、メンバーを集めるのに苦労するわけですが、これは範囲がとても広いです。
 どのように工夫しているかは、実際にゲームを遊んでいただければと思いますが、これが実に細やかで、煩雑な処理をスムーズにしつつ、きれいに組み上げていて、まさに職人ワザです。
 エンディングも美しく、けっこう感動的ですので、是非、楽しみに遊んでいただければと思う限りです

一緒に遊んだぺこらさんの感想

エンディング分岐が面白かった。『ラブレターを出したのはだれだ?』の進化って感じ

言われてみればそうだね。両方にネタバレになってしまうからあれだけれど、挑戦的な作品だった『ラブレターを出したのはだれだ?』を多次元的にした感じだ!

鷹海さんはラブレター好きなの?

まあ、青春物の代表的なガジェットだからでは

青春はラブレターだけじゃないよ。それに、今だとLINEで告白するらしいよ

えっ、LINEで告白!?

最近はLINEで告白ばっかじゃないの??

口頭でいいじゃん

違う違う。ラブレターの代わりにLINEってこと

マジかー……

終わりに

 書き忘れましたが、本作品は多人数で遊べばマーダーミステリー風ですが、1人で遊べば純粋な推理ゲームになります。
 推理ゲーム好きは、是非、おひとりで楽しんでいただければと思います。