のりっちさんによる無料で遊べる2人用のマーダーミステリー『2人の証言者』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
マーダーミステリーをやりたいけど、人数を集めないといけないし…。
https://note.com/noricchi/n/n626b0f8b3a94
という方も多いと思います。
この作品は、そのような方に「手軽に」遊んでもらいたいという気持ちから制作してみました。
ということで、わずか30分、GMも不要、そして無料。
プレイヤーが2人揃いさえすれば、すぐに遊ぶことができるマーダーミステリーです! ワンダホー。
ゲームの特徴
マーダーミステリーは割り当てられたキャラクターを演じるゲームで、犯人役を引いたプレイヤーは逃げ延びることを目指し、それ以外のプレイヤーは犯人を当てることを目指します。
従って2人で遊んだ場合、自分のキャラクターシートを読んだ瞬間に、自分が犯人でなければ、相手が犯人であることが分かってしまい、ゲームとして成立しなくなります。そのため、多くの2人用マーダーミステリーでは、様々な工夫を凝らしています。
このゲームの場合……、
『犯人が誰なのか』
https://note.com/noricchi/n/n626b0f8b3a94
『被害者が誰なのか』
を推理してください。
2人で『協力』し、2人とも『真相』にたどり着くことが目標です。
あなたたちは「犯人」ではありません。
と言うわけで、プレイヤーは犯人ではないとルールで明言されており、また協力してプレイするよう指示されています。
メカニクスで説明すると、マーダーミステリーから正体隠匿要素を省き、完全な協力ゲームに仕立て上げた、と解釈できます。
なので、このゲームを遊んで「マーダーミステリーってこういうものか!」と結論を出されると、少々、変なことになりますが「これもまた、マーダーミステリーの形のひとつ」と理解していただいたり、手軽にマーダーミステリーの雰囲気に触れる、という観点では最適解のひとつと言えるでしょう。
ゲームの感想
非常に面白かったです。
残念ながら真相に至るには、後一歩が足りなかったのですが、真相を確認してから、改めてキャラクターシートを読み返してみると、非常に丁寧に作り込まれており、職人芸とも言える繊細さを、とても好ましく感じました。
前述の通り、プレイヤー同士で腹のさぐりあいや騙しあいをするわけではないので、マーダーミステリーにそういうのを求めている方には「ちょっと違う……」となるかもしれませんが、反対に論理的な推理を求めている方には、うってつけでしょう。
何よりも手軽に遊べるのは最高です。
インターネットを使ってリモートでも遊べますし、カフェで向かい合って座ったり、電車や飛行機で移動中にも遊べます。気楽に遊べますので、是非、試してみてください。
一緒に遊んだぺこらさんとの対談
終わりに
本作はnoteで公開されていますので、投げ銭を送ることができます。
無料作品ではありますが、楽しませていただいたので、ちょっとだけ気持ちを送らせていただきました。次の作品の糧になることを願ってます。