Nintendo Switchで『REPLICA(レプリカ)』を遊びました。
1人用のアドベンチャーゲームです。
ゲームの概要
アナタは持ち主の分からない一台の携帯電話を持っています。
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000033321.html
政府機関の強要によって、携帯電話の持ち主のアカウントをハッキングし、メールやソーシャルメディアの記録を覗き見てテロ容疑の証拠を探さなくてはなりません。
ゲーム画面に表示されるのは、誰かのスマートフォンのみ。
得られる僅かな情報からパスワードを割り出し、アドレス帳やメールのやりとりを見て、その人物について洗い出していく謎めいたゲームです。
ゲームの感想
遊びはじめる前は、もっと気楽なゲームだと思っていました。
街中を歩いていて偶然に拾ったスマートフォンをクラックしてみよう! とか、今風の謎解きゲームとか、バーストリンク(隠語)とか、それくらいライトなゲームだと思っていました。
遊びはじめてすぐに、息苦しい不自由感を覚えました。
プレイヤーは国家保安部に所属する謎の人物に拘束されており、愛国心を示すためにも与えられたスマートフォンを操作し、その持ち主が国家に反逆するテロリストである証拠を探すように言われるのです。
ゲームデザイナーは韓国の個人インディゲームデベロッパーで、作中に特定の国家名が出てくることはありませんが、モチーフとしている国家は、うっすらと伝わってきます。
社会派なゲームであることは遊びはじめる前に分かっておいた方が、精神的に準備ができるかなと思います。
マルチエンディングとなっており、全11のエンディングがプレイヤーを待ち受けます。
終わりに
攻略サイトを参照しつつ、全エンディングを網羅しましたが、個人的なベストはエンディング6です。
ひとによって様々な受け取り方がありうるゲームだと思いますが、わたしにとってはこのエンディング6こそが、このゲームが伝えたかったメッセージだと思いますし、このエンディングで以って、わたしのなかで本作『REPLICA』は完結しました。
政治や社会というテーマに興味をお持ちの方には、ぜひ触れていただきたい作品です。