ましかまるさんによる2人専用の謎解き『拝啓 一番遠くのあなたへ』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
天キットと地キットの2組から構成される謎解きです。
各プレイヤーはそれぞれのキットを担当し、指示に従い謎を解き進めます。
ゲームの感想
コロナ禍に入り、以前は親しく付き合っていたひとと、あまり会うことができなくなってしまった。そういう2人をターゲットに、謎解き作品を提供するというコンセプトは、とても良いなと感じました。
そう思って購入したのですが、ちょっと思想が好みとは合わなかったです。
制限が厳しすぎるのですよね。
遊ぶ前にルールを確認しますけれど、そこを見ると、これは禁止、あれは禁止、これは絶対に止めてください、これはしないでくださいとプレイヤーを縛る文言が多めです。
謎解きの性質上、やむを得ないとは思いますが、プレイヤーを禁止事項でがんじがらめにする思想は、ちょっと受け入れられないなと感じました。
謎解き自体は面白かったです。
物語性がなく、いわゆる一枚謎的な謎が多めで、かつ導線も薄く、ヒントがないと辛い難易度でしたが、手紙を交換しながらゆっくり遊ぶという観点なら、むしろ難しめの方が難易度設定としては適切と考えられます。
遊んでいる間は、手紙が届くのが待ち遠しかったですし、いざ手紙が届いたら、早めに返事を送ってあげようと優先順位を上げて取り組みました。楽しい日々を過ごすことができました。
終わりに
手紙が送り、返事が届くまでのドキドキ感。それは得難いものでした。
世代が違うので、誰かと手紙を送り合うという経験自体が多くなく、非常に新鮮な時間を過ごすことができました。