AbemaTVで配信されたマーダーミステリーを遊びながら即興で演じる『マーダー★ミステリー ~探偵・斑目瑞男の事件簿~ 伊呂鳥荘 湯けむり温泉殺人事件』を視聴しました。
面白かったので感想を書きます。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ドラマの概要
探偵・斑目瑞男が以前に出会った事件を振り返るという形式のドラマです。
舞台は山奥にある温泉宿、伊呂鳥荘。旅館の女将と6人の宿泊客がある一室に集まり、命を落とすことになったひとりの宿泊客について議論するというマーダーミステリーを遊びながら行う即興演劇のドラマ版です。
ドラマの感想
とても見やすかったですね。
各俳優さんが喋りだすと、カメラがその方をアップにしてくれるので、発言や推理をしっかりと追うことができます。即興演劇の場合、観客は客席にいて、すべての役者さんは同じ距離で見ることになりますが、ドラマの場合、誰かが喋りだすと、カメラが追ってくれるので安心感を持って見ることができます。
この安心感というのは、けっこうおおきいと思っていて、即興劇の場合、見ている側がわりと緊張してしまうのです。セリフが被ってしまわないか、発言に矛盾が生じてしまわないか、等々。
その点、撮影後、時間をかけて編集されたものを視聴するというのは、クォリティ的に担保されているわけで安心して見られると感じた次第です。
問題編と解決編に分け、2週にまたがって放送されたのも面白かったです。
1週間の間に問題編を見返したりして、犯人を推理して応募もしました。時間差があるとは言え、参加型の要素もあって楽しかったです。
しかも、見事、犯人を当てることができたので二重に嬉しかったです。
演技という観点では、青井戸辰巳役の劇団ひとりが、やはり頭ひとつ抜けていましたね。
やりたい放題と言うか、ピントの外れている推理であっても、いちいち立ち上がり、決めポーズを取りながら大声で発声するので見ていて楽しいですね。
終わりに
現在、本作はBOOTHでシナリオが販売されています。
わたしはドラマを視聴してしまったので、もうプレイヤーとしては遊べませんが、ドラマ未視聴の方は、オリジナルのマーダーミステリー作品としてプレイが可能です。ドラマで使われたことから、そのクォリティは折り紙つき。きっと楽しめるかと。