SCRAPのオンラインリアル脱出ゲーム『人狼潜む7人の音声議事録』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
これは、ボイスレコーダーに残された声を頼りに人狼を特定する謎解きグッズです。
https://realdgame.jp/event/jinro_voice.html
音声データを聞くためにインターネットに接続する必要がありますが、特に時間制限はなく、基本的には1人用の作品であるため、持ち帰り謎の一種と言えます。
ゲームの感想
内容物にボイスレコーダーは含まれません。
専用サイトにアクセスすると、さもボイスレコーダーで録音した風の音声データを聞くことができるので、耳から得られる情報を元に、シェアハウスの住人に紛れ込んだ人狼を突き止めることを目指します。
クリアに要した時間は1時間30分。
ノーヒントで駆け抜けました。
テーマが人狼であることに加え、イラストのタッチや文字のフォントが馴染み深いもので、古き良きSCRAPという印象を受けました。
難易度は控えめ……と言うか、ストーリー的には違和感を覚えました。
7人のなかの誰が人狼なのか分からないから、絶対に人狼ではないと言える主人公に推理が任されるのですが、この7人が、もっとちゃんと建設的に議論すれば、充分に人狼が特定できるような気がするんですよね……。
謎解きとしては楽しめましたが、謎とストーリーとが乖離しており、ややモヤモヤを覚えました。
終わりに
本作は『封鎖された人狼村からの脱出』や『封鎖された魔王城からの脱出』などの、Zoom風の映像を見ながら謎を解くシリーズの、音声だけ版と言えます。
音声だけなので、より謎を仕込むのが難しいとは思いますが、ずっと映像を見ていなければならないわけではないので、より気楽にプレイすることができました。こちらはこちらでシリーズ化されたら面白いだろうなと感じます。