雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

リモート通信脱出ゲーム『ある2つの通信基地からの脱出』の感想

f:id:sinden:20200511175505j:plain
 新型コロナウィルス対策で自粛が続く中、リアル脱出ゲームのSCRAPが、サバンナ高橋茂雄と共に緊急共同制作した新しいジャンルの謎解き、その名もリモート通信脱出ゲーム『ある2つの通信基地からの脱出』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

「ある2つの通信基地からの脱出」は、
ビデオ通話で離れた場所にいる2人が協力して謎を解く新型リアル脱出ゲームです。

https://realdgame.jp/event/remote_cb.html

 SCRAPの通販サイトより、謎解きキットを購入し、自宅で遊ぶ、いわゆる持ち帰り謎の亜種と言えるでしょう。
 既存の持ち帰り謎と大きな違いとしては、キットが南極基地キットと北極基地キットの2種類に別れており、ふたつを合わせることで、ひとつのゲームが遊べることです。
 プレイヤーは2人限定となっており、各プレイヤーは、それぞれ自分が担当する基地キットを入手し、同室であれば向かい合って、離れていればSkypeやZoom等のビデオ通話システムを用いて遊びます
 秋山は今回、ぺこらさんと向かい合って座って遊びました。

ゲームの感想

 想像していたより緊迫感があって面白かったですね。
 プレイ時間は、ぴったり50分。時間の長さもあって、60分という時間制限のある公演型リアル脱出ゲームを遊んだのと同様の満足感がありました


 難易度的には、思っていたよりも難しく感じました。
 幸いにして秋山とぺこらさんの謎解き力が同等だったためか、それほどギャップなく進めることができましたが、片方が謎解き得意で、もう片方が苦手だったりすると、ちょっと気まずい時間が流れることもありうるのでは? と感じました。
 とは言え、時間制限があるわけではないですし、進捗に応じて、片方がちょっと手を差し伸べるということも不可能ではないですし、気心の知れた2人で遊ぶものと考えると、ちょうど良いかもしれません。
 しかし、新型コロナウィルス対策で自粛が始まってから、このスピード感で、ここまでのクォリティの作品を作るとは……SCRAPの底力を感じました。

一緒に遊んだぺこらさんの感想

ぺこらは北極基地、あっきーは南極基地。シロクマとペンギンに分かれたね

シロクマとペンギンって、公式が謳ってるわけじゃなくて、ぺこらさんの想像でしょ?

北極と言えばシロクマだし、南極と言えばペンギンでしょ。どっちも、どっちか片方にしかいないんだよ

えっ、そうなの!? 知らなかった……(調べてみた)ほんとだ……知らなかった。ほへぇ~

ほんとに知らなかったんだね? だから、あっきーには南極を勧めて、私は北極を選んだよ

なんで、ぺこらさんは、ぼくにペンギンを押し付けたがるのか

あっきー、ペンギンみたいなところがあるからね

ペンギンみたいなところ、とは。ところで、謎に関しては?

どの工程も、比較的さくっと行けたよね。途中のあれ、難しかったよね

あれね。分かる分かる、満足にコミュニケーションできないの、もどかしいよね

最後の最後まで楽しめるのも含めて良かったよ

終わりに

 同室のぺこらさんと遊ぶために、南極と北極がセットになったものを買いましたが、リモートで遊ぶことを前提としているため、どちらか片方だけを購入することができるという仕組みは親切丁寧に感じました。
 テーマ的には、ビデオ通話システムを使って、通信しながら遊んだ方が盛り上がるように思います。家の中で遊べる娯楽を求めている方にうってつけです。