眞形隆之さんがポプラ社から刊行した『検索クイズ ヒラメキちゃんとケンサクくん』を読みました。
子ども向けの本ですが、大人が読んでも充分に面白い本でした。
本の感想
本書にはメイン問題20問とサブ問題の80問の計100問が収録されています。
問題としての難易度は高めで、ノーヒントで全問正解できるひとは稀でしょう。
タイトルに「検索クイズ」とある通り、いずれのクイズも、きっかけとなるキーワードをインターネットで検索し、答えを探していくところに主眼が置かれています。
つまり、ポイントはいかに「きっかけとなるキーワードを見つけるか」であって、検索ボックスに入れる言葉さえ見抜ければ、もうクイズは解けたようなものです。
本書は言わば、自分で調べて答えを見つけ出す検索力を高めるための本で、ターゲットは小学生です。
しかし、サブ問題の方は、けっこう雑学と言うか、微塵も知らなかったネタが多く、大人でもふつうに勉強になります。
この本をきっかけに、次から次へと知りたいことが増えてしまう、という点において好奇心を実に刺激してくれる楽しい本でした。小学生へのプレゼントにも最適でしょう。
終わりに
著者の眞形隆之氏は、人狼やマーダーミステリーのプロデューサーとして知られる方。
まえがきを読むと小学生のお子さんがいらっしゃるとのことで、ゲームに携わりつつも、娘を育てる父親としての立ち場が活きた本だなと感じました。