雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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海に囲まれた館ものにしてクローズドサークル『海楼館殺人事件』の感想


 G-MODEアーカイブス+としてNintendo Switchで配信されている『探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.2「海楼館殺人事件」』を遊びました。
 シリーズ第2弾で、海楼館と呼ばれる建物を繰り広げられる連続殺人事件を取り扱った作品です。

ゲームの概要

 かつて、ガラケー向けのタイトルとして配信されていた作品の復刻版です。
 G-MODE社が他社からリリースされていたタイトルを配信する「G-MODEアーカイブス+」の1作で、探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第2弾です。

ゲームの感想

『仮面幻想殺人事件』に続くシリーズ第2弾です
 当時はガラケーで配信されているゲーム自体がレアで『フライハイトクラウディア』や『mystia』、『マジカルファンタジスタ』等、片っ端から遊んでいました。
 本シリーズも「面白そう!」と思って飛びついたタイトルのひとつですが、シリーズ作品として好きになったのは本作からです。


 本作の舞台は、四方が海に囲まれた海楼館。
 奇妙な形状をした館は、明らかに怪しく綾辻行人リスペクトを感じました。また、館のなかで、ひとりまたひとりと死者が増えていくのはクローズドサークルの定番ではありますが、それ故に手に汗握りました。
 クローズドサークルであるが故に、探偵にしてトリックスターの癸生川凌介が、物語の最終盤まで登場せず、ほぼ全編が白鷺洲伊綱と生王正生の掛け合いで進んでいくというのも好みのポイントかもしれません。
 久しぶりのプレイングでしたが「面白かったのは思い出補正で、いま遊んでみるとそうでもないな」と思うこともなく、最後まで楽しく遊びました。

終わりに

 次回のシリーズ第3弾『死者の楽園』は購入済みですが、ガラケー版を遊んだときは、実は今ひとつだった記憶です。
 第4弾の『白鷺に紅の羽』、第6弾の『対交錯事件』、第9弾の『五月雨は鈍色の調べ』、そして第10弾の『永劫会事件』が傑作のはずなので、そこまで少しずつ追っていく所存です。