雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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古代エジプトの世界で正義の暗殺者として過ごす『アサシン クリード オリジンズ』の感想


 ユービーアイソフトの人気シリーズのメインシリーズ第10弾『アサシン クリード オリジンズ』を遊びました。
 インターバル2を終えたところまでですが、いったん感想を書くことにします。

遊ぼうと思ったきっかけ

『アサシンクリード』シリーズの存在を知ったのは、2012年頃、海外で大人気のシリーズがスマホゲームになったということで『アサシン クリード リコレクション』をダウンロードして、遊んだときのことです。
 課金必須のゲームバランスで「これが海外で大人気?」と思ったのですが、後に元々はソーシャルゲームでもカードゲームでもなく、潜入して要人を暗殺するアクションゲームということで『天誅』や『メタルギアソリッド』のようなものか? と思った記憶があります。


 当時はコンシューマ機を持っていなかったので、そこで興味を失ったのですが、再び『アサシンクリード』名前を聞いたのは、ノートルダム大聖堂に火災が発生したときです。
 精巧に作られた3Dデータから、現実世界の建物や街並みが高い再現度で構築されており、まるで旅行を楽しむようにプレイできると知ったときに猛烈に遊びたいと感じました。


 その後、Xboxを入手したので「ついに遊ぶときが来た……!」と思い立ち、シリーズの中でも初心者にオススメされることの多い『アサシン クリード オリジンズ』に着手した次第です。

ゲームとして、とにかくめちゃくちゃ面白い

 プレイ直後から美しすぎる画面に半ば呆然としつつ、直感的な操作に導かれるように遊び進め、魅力的なストーリーとキャラクターが心に浸透していくのを感じました
 最近、ゲームは総合的なエンターテイメントだと感じています。
 本作は物語、登場人物、世界観だけでなく映像や音楽など、あらゆる要素が極めてハイクラスです。ゲームの要素を5つくらいの項目に分けて、評価するならば、どこにも欠点のない真円に近い丸が描けることでしょう


 難易度も平易で遊びやすく感じました。
 そもそもイージーを選んでいるので、難易度が高いも低いもないわけですが、ボタン操作がとても直感的なのです。なんなら直前に遊んだ『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』の方が難しかったくらいです。
 敵と相対して、制限時間を課せられたなかで素早い判断をして、適切な攻撃手法を繰り出すのではなく、茂みに潜み、見回り兵たちの行動パターンを観察し、落ち着いて忍び寄り、冷静に暗殺していく。ゲーム内に流れる時間は、意外とゆっくりだと感じました


 CV福山潤の知的でシャープな声色は、ワイルドな見た目のバエクに対してはギャップがあり、そこが返って良かったです。その妻、情熱的なアヤも素敵でした。
 愛する息子を奪った仮面の男たちに、復讐していくというストーリーラインも納得感が得られるもので引き込まれました。
 サイドクエストにもお使い感は覚えませんでした。
 メジャイ(守護戦士)としてバエクは、市井の人々の力になることを誇りと思っており、武力を持たない彼らの代わりに腕を振るうのは快感でした。


 とにかく遊んでいる時間がずっと楽しくて、無限に遊べると感じました

インターバル2を終えて中断する理由

 しかし、いったん遊ぶことを中断することにしました
 理由はただひとつ、世界観への興味です。
 古代エジプトという舞台に対する思い入れが、あまりにありませんでした……
 作り込まれた背景を見て美しいと感じましたし、ディスカバリーモードで体験したピラミッド観光で「これはすごい体験だ」とも思いましたが、そもそもエジプトに対する興味の絶対値が少なかったです。
 プレイすればするほど、


充分過ぎるほどに面白い。面白さで言えば期待に対して120%くらい。でも、もし舞台がエジプトじゃなくてヨーロッパだったら500%くらい面白く感じられる気がする


 という感覚がおおきくなっていきました。
 調べてみると『II』はルネッサンス時代のイタリアが舞台、『ヴァルハラ』は中世のイングランドが舞台、『シンジケート』は産業革命期のロンドン、『ユニティ』は18世紀のパリ。
 圧倒的に、こちらでした。
 ゲームとしての質や遊びやすさは『オリジンズ』と比べて劣るかもしれませんが、舞台や世界観に対して興味が持てるかと問われたら、ヨーロッパです

終わりに

 と言うわけで『アサシン クリード オリジンズ』めちゃくちゃ面白かったけれど、古代エジプトはちょっと……、次はヨーロッパが舞台の『アサシンクリード』をやってみよ! というお話でした。
 他にヨーロッパ観光気分が楽しめるゲームがありましたら、ぜひ教えてください。