グループSNEより日本語版がリリースされている『Qシャーロック 取り憑かれた男』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
32枚のカードを元に真相を推理する『Qシャーロック』シリーズの第4弾です。
スペインの元版では1事件ずつ小売りされていますが、日本語版では3事件がセットになっているので、実質的にはシリーズ第10~12弾とも言えます。
従来の『Qシャーロック』は現代が舞台でしたが、さすがにネタが尽きてきたのか、あるいはバリエーションに幅を持たせるためか、西部開拓時代を扱ったファーウェストシリーズや、中世を舞台にしたミドルエイジシリーズ、ファンタジー世界を舞台にしたファンタジーシリーズがリリースされています。
本作に収録されている3事件は、各シリーズから1編ずつ取られており、『呪われた鉱山』は西部開拓時代、『いつまでも幸せに』はファンタジー世界、『取り憑かれた男』は中世が舞台となっています。
ゲームの感想
『Qシャーロック』は大好きなシリーズですが、さすがにこれだけ遊んでいると飽きてくるというか、惰性で遊んでいる感が否めません。
しかし、いざ遊びはじめると、非常に面白かったです。
と言うのも、上述の通り、舞台が現代ではないからです。
ミステリーゲームは、その世界における常識が非常に重要になってきます。西部開拓時代や中世の場合、現代科学や現代医療が存在しない世界観なので、いわゆる指紋や血液検査のような調査は期待できません。ファンタジー世界が舞台の作品によっては、現実世界の物理法則が通用するかどうかすら疑わしいです。
従って、その世界観における常識や法則を想像しながら推理することになるのですが、これがとても新鮮でした。
成績で言うと「呪われた鉱山」は8点、「いつまでも幸せに」は16点、「取り憑かれた男」は12点でした。特に「いつまでも幸せに」は歴代の挑戦の中でも、最高得点に近い気がしており、嬉しさもひとしおですね。
終わりに
日本語版では第4弾となる今回は異色の作品が多かったです。
第2弾~第3弾までプレイ済みで、ちょっと飽き始めている方でも、新鮮な気持ちで遊べることでしょう。是非、試してみてください。