雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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容疑者は和階堂真自身! シリーズ第3弾『影法師の足』の感想


 スカシウマラボさんのスマートフォン向け推理ADV『和階堂真の事件簿 影法師の足』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 ポイント&クリック型の推理アドベンチャーゲームです
 プレイヤーは聞き込みや調査を行い、事件の解決を目指します。

ゲームの感想

「1時間でサクッとクリアできる」がキャッチフレーズの和階堂真シリーズの第3弾です。
 第1弾は1980年代を舞台に、連続首なし殺人事件に挑んだものでしたが、第2弾は人里離れた集落を舞台に神隠し事件に挑むという横溝正史を思わせる内容でした。
 そして、第3弾となる本作では、主人公である和階堂真自身が犯人として追われることになるという始まりです。
 このシリーズは、毎回、コンセプトが明確と言うか、インパクトのある事件や設定から入ってくるので、飽きずにプレイできますね。


 楽しく遊ばせていただきましたが、個人的には、ちょっと出だしからモヤっとしてしまいました。
 と言うのも、シリーズ第1弾のときの結末が頭にチラついてしまい、どうしても物語を見る目にバイアスが掛かってしまうのです。
 物事を疑ってかかるのは、ミステリーゲームを遊ぶうえで正しい姿勢のひとつではあると思いますが、このレベルで疑ってしまうと、さすがに物語に集中できないと言うか、すなおに楽しめないと言うか……。


 遊び終えてから思いましたが、ある種の呪縛のようなものかもしれません。
 システム自体は、どんどん遊びやすく調整されていますし、練度が高くなっているだけに、気持ちで入り込めないのは残念の一言です。
 第2弾と同じような路線か、いっそ和階堂真シリーズから離れてくれた方が、より入りやすいかなと感じました。

終わりに

 ファンであるが故に感じてしまうモヤモヤ……なんなんでしょうね、これ。
 若干、苦言めいた感じになってしまいましたが、めちゃくちゃ面白かったので、次回作にも期待です!