きりんなべさん主催の元、10月16日に開催された『試遊&PR&交流会inフローチャート』に参加させていただきました。
当日の感想と試遊させていただいたゲームの感想を書きます。
全体
サークルさんだけが参加表明できる会、ということで基本的には参加者全員デザイナーという集いでした。
13時開始でしたが、のんびり雑談しつつ遅刻者を待つという和やかなムードで、楽しみながら交流をはかることができました。
途中、主催きりんなべさんによって席のシャッフルも何度か実施され、いろいろな方と会話したり、挨拶することができたのも貴重でした。
私自身、今回がゲームマーケット初出展という形になるので、こういった会には縁がなく、参加させていただき、とても楽しいと同時に、ありがたい経験ができました。
『メガネ女子コレクト』の感想
最初に遊ばせていただいたのは、K*のハセカワさんによる『メガネ女子コレクト』。
かわいいメガネ女子をコレクトする。
なんでしょう、この正義と正義を掛け算したようなコンセプトは。突き抜けています。
メカニクスとしてはメイフォローのトリックテイキングを行って、好みのメガネ女子を競り落としていきます。5種のメガネ女子をコンプすると勝利しますが、うっかり同じ女子を2人入手してしまうと彼女は逃げてしまいます。勝つだけでなく、適度に負ける必要もあります。
意外にプレイングが難しく、ライトでありながら深みのあるゲームでした。
『ジモト＝マケシラズ』の感想
続いては、緑録縁さんの『ジモト＝マケシラズ』。
4枚の手札を出していくだけのシンプルなゲームでありながら、出す順番や、その時点の場の状況を見極める必要があり、読み合いや駆け引きの要素があります。
最終的な勝利は、運の要素が絡むことも多いですが、ワンプレイ10分ということもあって、むしろサクッと終わってちょうど良かったです。
『椅子職人』の感想
緑録縁さんは初出展にも関わらず2作の新作を用意しておられ、もう片方の『椅子職人』も遊ばせていただきました。
こちらも20分とプレイ時間が短めですが、なんと採用メカニクスは拡大再生産。
果たして20分で拡大して、再生産するところまでいけるのか！？ と不安に思うのですが、けっこう成り立っており、拡大再生産が高速かつお手軽に楽しめると感じました。
プレイ時間が短めなので「もう1回！」と言いやすいのが良いですね。
MOGUTTE
続いて遊ばせていただいたのは、こぐまやんさんの『MOGUTTE』。
これは傑作だと感じました。
プレイヤーはラッコになって、石を持って海に潜り、入手した餌を石で割ってモグモグ食べてという意味で『モグッテ』なのですが、そんな可愛らしいテーマに反し、ゲームはエグいくらいにジレンマたっぷりでした。
細かいカウンティングを要求したり、他プレイヤーの動向に睨みを効かせる必要がありつつ、最後の最後は運次第でおおきく変わってきたりして、運と実力のバランスがちょうどいいという観点において、古き良きユーロゲームと同じ趣きを感じました。
どちらかと言うと、アミーゴ小箱が好きな方にオススメしたいですね。
サイクリアン
最後は符亀さんの10分でできる重ゲーこと『サイクリアン』をリクエストして、遊ばせていただきました。
ルールをざっと読んで感じていましたが、案の定、しんどいゲームでした。ひたすらプレイヤーに考えさせ続けることを求め、いろんなパターンが検討されうるので、ひたすら計算しつづけなければならない長考するひとであれば無限に長考するゲームです。
けれど、そここそが、このゲームの魅力であり真髄です。
短い時間のなかで凝縮した思考を楽しみたいひとは、きっと気にいるはずです。
終わりに
わたしの持参した『ミステリーデュオ』から「大富豪を殺したのは誰か？」も遊んでいただきました。
当初は「他の方の新作を遊びたい！（遊びたい欲）」と「宣伝しなきゃ！（使命感）」が組み合わさって参加を申し込みましたが、結果的には、交流をはかることができたのが、いちばん良かったなと感じました。
主催いただいたきりんなべさん、当日おつきあいいただいた皆さんに感謝します。
