ゲームマーケット2022秋の会場にて開催された、よだかのレコードによる周遊型のリアル謎解きゲーム『チのハロウィンのパーティからの脱出』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
ここセントラルヴァニア城では毎年、ハロウィンパーティーが開催される。
しかし、ただのハロウィンパーティーではない。
恐ろしい吸血鬼達が、自らの「血」を賭けてアナログゲームに興じるのだ。もちろん、真夜中に。
しかも今年は666年に一度の王位継承戦。
https://gamemarket.jp/game/180404
このハロウィンパーティーでの優勝者が、次の吸血鬼の王になるのだ。
プレイヤーは王位を狙う吸血鬼のひとりとなり、「血」と「知」を賭けたハロウィンパーティーに挑むことになります。
ゲームの感想
過去最高の難易度ではなかったでしょうか?
よだかのレコードさんの、リアル謎解きゲームマーケットシリーズは、ここ数年、欠かさず遊ばせていただいていますが、その難易度はどちらかと言うと平易で、謎解き好きよりも、ゲームマーケットの会場に多いであろうボードゲーマー向けという印象でした。
それが今回は、かなり苦戦を強いられました。
コロナ禍に入ってからの特長として、会場でのキャストとの触れ合い要素は減り、また後半は会場にいる必要はなく、自宅で遊ぶことができるという形式も健在です。
そして、自宅で、時間をかけてじっくりと取り組むことができるという前提だからでしょうか、後半の難易度は、さらに上がっているように感じられました。
謎解きプレイヤーとしては、歯ごたえのある難易度は満足度が高く、喜ばしいものですが、果たしてこの難易度がゲームマーケットの主要プレイヤー層に受け入れられるのかどうか……そこが、すこし心配です。
終わりに
心配、と言っておきながらなんですが、よだかのレコードさんがゲームマーケット会場に謎を仕掛けはじめて、もう何年も経ちます。
謎解き要素のあるボードゲームも毎年、リリースされていますし、謎解き経験済みのボードゲーマーも増えてきたことでしょう。
この難易度が受け入れられ、次回以降も同等の歯ごたえが楽しめるのであれば、個人的には嬉しい限りです。