雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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虹の道を架けて天候の妖精を移動させる『レインボウロオド』の感想


 出汁巻亭さんのゲームマーケット2022秋の新作『レインボウロオド』を遊びました。
 2人用のカードゲームです。

ゲームの概要

『レインボウロオド』は2人専用のカードゲームです。
このゲームはいわゆるトリックテイキングゲーム(トリテ)と呼ばれるゲームです。
ただし、ラウンド(トリック)ごとに決めるのは「勝敗」ではなく、
「晴妖精」「雨妖精」のどちらを動かすか、という権利になります。
トリックごとに、両プレイヤーに得点のチャンスがあります。

https://gamemarket.jp/game/180070

 スートはなし、1~7のランクのカードをプレイし、トリックを取ったプレイヤーが晴妖精を動かし、負けたプレイヤーが雨妖精を動かすことになります。
 妖精を動かすことができた分だけ勝利点が得られ、より勝利点を獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。
 また、雨妖精を動かすときにだけ使える悪戯カードが存在し、展開を派手にします。

ゲームの感想


 可愛らしいテーマと、2人用のトリックテイキングであることに惹かれましたが、個人的には、もうひとつという完成度でした。
 盤面の状況的に晴妖精を動かしたい瞬間と雨妖精を動かしたい瞬間が分かれるのですが、相手より高い数字を出すか低い数字を出すかというところが主眼となるので、トリックテイキングをしている感は希薄でした。
 また、トリックごとに天候カードがひっくり返り、晴妖精の動きと雨妖精の動きが変わるので「今はどっちだっけ?」と何度も確認する必要があり、ゲームの滑らかな進行も妨げてしまっているな……と。
 雨妖精を動かすときにだけ、悪戯カードを使うことができ一発逆転を狙う楽しさもありますが、悪戯カードの中には、完全に他の悪戯カードの上位互換にあたるカードもあり、けっこう運要素もあるな……と。

終わりに

 と言うわけで、今ひとつなところばかり挙げてしまいましたが、2人用トリックテイキングというメカニクスに興味のある方は、チャレンジするのも一興かと思います。