雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

才能

 自分は生まれながらの才能を信じない、生まれながらの天才を信じない。


 以前、認知科学の本を読んだとき、赤ん坊が生まれる前から言語を理解しているのか、それとも生まれてから短期間で言語を習得するのかどうかは不明だが、一般に天才と呼ばれている人間の大半は、育った環境が作っている、とあった。モーツァルトピカソも例外に漏れず、たゆまぬ努力と運との結晶であるらしい。
 それはさておき。
 子供は両親の影響を絶大に受けると思う。天才の子が生まれながらにして天才なのではなく、親が天才であるという環境が天才を作るのだ。罪人の子が生まれながらにして罪人なのではなく、親が罪人であるという環境が罪人を作るのだ。
 でも、もしそうだとしたら。全人類はことごとくが淫乱な人間であることになってしまう。それは酷い、冗談にしても笑えない……と一瞬思ったが、世界的活躍しているスポーツ選手や芸術家で「ラブ・アンド・ピース」と微笑んでいる人は、何気に人気者だ。いや、これは全然全くこれっぽっちも関係ないな。


 まあ、とにかく。
 自分は生まれながらの才能を信じない、生まれながらの天才を信じない。……ただ、アインシュタインだけは本物の本物みたいだけどね。