第２回東京ドイツゲーム賞の二次審査通過作品『ハツデン』を遊びました

　ITTENさんのゲームマーケット2017春の新作『ハツデン』を遊びました。
　けっこう2人用ゲームが好きで、しかも東京ドイツゲーム賞の二次審査通過作品ということで、わりと楽しみに遊びましたが面白かったです。

　10センチ四方の手のひらサイズの箱に、正方形のカードがいっぱい入ったカードゲームです。
　お互いに1枚ずつカードを配置していって発電所を作り上げ、街への送電網を完成させるゲーム。アイデアが無駄なく、きゅっと閉じ込められており、コンパクトにまとまった良い作品です。

　果たして相手がどんな隠し玉を持っているのか。自分の切り札を何処まで隠すべきか。ゲーム終了のタイミングを見極めつつも、上手いこと相手を出し抜いて、より高みを目指したい。
　明確に似ているわけではないですが、どことなくクニツィアの『ロストシティ』に通じるユーロゲーム感もあって、東京ドイツゲーム賞の二次審査通過も納得です。

　カードをテーブル上に並べる必要があるのでスペースを要求するのが玉に瑕でしょうか。個人的な感性ですが、2人用ゲームは、プレイする場所を選ばない方が、より好みです。
　スマートにまとまった2人用ゲームを探している方にオススメです。

ハツデン