雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

また読みたいのが増える『絶対に読みたいゲームブック40選』読みました

 ゲームブックが大好きな秋山です、こんにちは。
 気づくのが遅れましたが、昨年末に幻想迷宮書店さんが『絶対に読みたいゲームブック40選』を出されていたので、早速、読みました。

絶対に読みたいゲームブック40選 (幻想迷宮ゲームブック)

絶対に読みたいゲームブック40選 (幻想迷宮ゲームブック)


 電子書籍で価格は1100円と、けっこう値が張りますが、内容的には充実していて、まったく見劣りしませんし、Kindle Unlimitedユーザなら読み放題の対象なので、無料で読むことができます。


 内容的には、タイトルにも掲げられている通り、ゲームブックのレビューが40作分。
 その他にゲームブックの歴史を振り返るエッセイやコラム、そして80パラグラフほどの短編ですが、波刀風賢治による異世界転生物をモチーフにした新作ゲームブックも収録されていて盛りだくさんです。


 ゲームブックレビューは、物語、ゲーム、キャラ、独創性、伝説度でランク付けをしており、その得点数の高い順に掲載しているのが良かったですね
 ゲームブックと言えば、やはり代表格はスティーブ・ジャクソンによるファイティング・ファンタジーシリーズの第1弾『火吹山の魔法使い』であり、同じくスティーブ・ジャクソンによる『ソーサリー』4部作であり、ハービー・ブレナンによる『グレイルクエスト』でしょう。
 国内だと鈴木直人による『ドルアーガの塔』3部作か林友彦による『ネバーランドのリンゴ』。個人的には森山安雄の『展覧会の絵』がベスト中のベストですが、まあ、私情は、さておき、だいたいここらへんでしょう。
 ところが、これらの作品が、今もなお最高傑作であり続けるかどうかと言われれば異論があるところです。
 と言うわけで、オリジナリティの高さ(独創性)と作品の歴史的な意味合い(伝説度)だけでなく、ゲームブック全体を見回したときの物語やゲーム、キャラなど、多様な視座から評価しているのが、とても好ましいです
 余談ですが編集の酒井武之さんも編集後記も書かれていましたが、松友健『魔人竜生誕』が40選に含まれなかったことは残念。傑作だと思うんですけどね。


 名前すら知らない作品もけっこう多く、入手難度を考えると「手に入る日は、果たして来るのだろうか……」と思わず、あさっての方向を見たくなりますが、ほしいゲームブックが一気に増えてしまいました。
 特に、ファイティング・ファンタジーシリーズは、やはり外せないですね。そのうち、なんとかして一気に集めて、一気に遊ぼうと思っていますが、やはり少しずつ地道な探索を続ける必要がありそうですね。


 波刀風賢治さんの新作『勇者と魔法とスライムと』は、『転生したらスライムだった件』の影響が少し見受けられましたが、非常に面白く、全ルートを確認しました。


 ゲームブックに触れてみたいけれど、どんな作品があるのか、どういう順番で読めばいいのかぜんぜん分からないという方、オススメです!