7月26日に封切られた『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』を観てきました。
ネタバレありで感想を書きます。
観る予定はなかった
元々、この劇場版を観る予定はありませんでした。
『仮面ライダージオウ』自体は、毎週、楽しみに観ていて、他の予定が入ったりして観れなかったときは、ビデオパスで追ったりしていて、そこそこのファンかなという気がしています。
けれど、公開初日に別の用事が入ってしまい観に行けなかったことに加え、『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』と同時上映ということで、実質66分の映画を1800円で観るんだったら、ちょっと待ってるうちに配信やレンタルが始まるから、それを待てば良いのでは? そう思っていました。
しかし『仮面ライダージオウ』の前後に挿入される予告映像が面白そうだったのと、テレビシリーズとは異なる最終回という設定から、テレビシリーズの最終回を観る前に、順番的に観ておくべきなのでは? そう思い、夏休み中の少年たちに混ざってみてきました。
感想
ぶっちゃけて書いてしまうと、正直、期待していたほど面白くはなかったかな、という印象でした。
まず、先に上映されたのが『リュウソウジャー』の方で、こっそり「ジオウが先だったら、リュウソウジャーは見ずに席を立とう」と思っていたのに、それができなくなって、もにょもにょとしたものを感じていました。リュウソウジャーファンの方には、申し訳ない。
次に、前半は信長編、後半はクォーツァー編という感じでしたが、これ、信長編、要ります? 個人的には、信長編をばっさりカットして、クォーツァー編だけで、じっくりやって欲しかったなあ、と。
そして、何よりもやっぱり結末に対する解釈ですよね。
『Over Quartzer』が封切られた4週間前の時点では、もう少し熱量高めに受け止められたかもしれませんが、ここ4週間のテレビシリーズを観てしまっている身としては、そちらとは次元の異なる方向で盛り上げられて、次元の異なる場所に着地されても「うーーーん」と思ってしまうわけで。
いや、もう、これは、すぐに観に行かなかった自分に非があるわけですが「テレビシリーズとは異なる真の最終回」とかにせず、単に仮面ライダードライブ編だけにして貰えば良かったような気がします。
あ!
でも、そうなると、信長編だけで良かったことになり、肝心のクォーツァー編が削られるとなると、やっぱり、うーん……。
なんだか、心のなかのもやもやを、整理せずに、そのまま吐き出してしまい恐縮ですが、回り回って結論としては、冒頭に書いた通り、期待していたほどではなかったかな、と。
良かったところ
これだけ書いておいて何ですが、良かったところもあります!
まずは、ゲストライダーの皆さんですよね。平成仮面ライダーに数えられることのない、様々なライダーたちが登場するのは、『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』と共に、平成仮面ライダーを総括する作品として、ありだったと思います。特に、漫画版仮面ライダークウガの演出は好きです。ちょっと『スパイダーバース』っぽくて良いですよね。
オーマフォームになってから、平成仮面ライダーを最強形態で召喚するところも、長年のファン的には熱狂だったのではないでしょうか。平成ライダーキックには、ちょっと笑いましたけれど。
後は、仮面ライダーゼロワンも、思ったよりカッコよかったですね。
秋山はタイムトラベルやループなどの時間物全般が大好きで、それもって『仮面ライダージオウ』は観ていたのですが、毎週、必ず観つづけるのは、それなりに負荷でもあるので『ジオウ』が終わったら、仮面ライダーを卒業する可能性もあるなと思っていたのです。でも動いているゼロワンを観たら「これはこれで!」という感じで、来月からは『ゼロワン』を観る日々が始まるかもしれません。
スタッフロールの後、Yoshinori Watanabeという名前が出てきて、映画館を出た後に検索してみたら、元東映の副社長で、今年の5月に亡くなられた『仮面ライダー』を企画された方なのですね。ちょっと、しんみりしました。
終わりに
と言うわけで、気が赴くままにいろいろと書きましたけれど、まあ、観れて良かった、と言えるかなと思います。
今週末は、いよいよテレビシリーズ『仮面ライダージオウ』の最終回。こちらも楽しみです!!
劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer オリジナル サウンド トラック
- アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2019/07/26
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る