雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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協力型冒険ゲーム『アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン』の感想

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 協力型カードゲーム『アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン』を遊びました。
 1人~4人で遊ぶことができる物語要素の強いゲームです。

ゲームの概要

 謎解き系ゲーム『EXIT』シリーズを展開しているコスモス社が放つ、新シリーズ『アドベンチャーゲーム』の日本語版が、ついにグループSNEより発売されました! 第1弾となるタイトルは『ザ・ダンジョン』です。
 舞台となるのは地下牢(ダンジョン)。牢獄の一室で目を覚ました記憶喪失の主人公は、このダンジョンから脱出するために冒険(アドベンチャー)にその身を投じます
 プレイヤー人数は1人から4人。ゲーム中は、それぞれ特性を持つ(注意力に長けるであるとか、体力が高いであるとか)キャラクターを担当し、マップ内を探索したり、入手したアイテムを組み合わせて新たなアイテムを作り出したり、アイテムをマップに適用することで次のマップに進んだりします。

アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン

アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン

  • 発売日: 2020/07/31
  • メディア: おもちゃ&ホビー

エラッタ情報

 下記ページにエラッタがまとめられていますので、遊ぶ前に目を通しておくと良いかもしれません。

ゲームの感想

 面白かったです。求めているものに限りなく近しかったです


 ゲームの系統として、ボードゲーマーに対しては、戦闘のない『タイムストーリーズ』に近い。と言えば、なんとなく伝わるかもしれません。
 ゲームブック好きに対しては、ゲームブックのアナログゲーム化ですし、デジタルゲーム好きに対しては、そのまんま各種総当り系ADVゲームのアナログ化と言えば十分に伝わるでしょう


『EXIT』や『アンロック』のような謎解き系ゲームの場合、謎を解くことで次のステップに進み、物語が進んでいきますが、この『アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン』において解くべき謎は、ほとんどありません
 フレーバー程度に、軽い謎が用意されてはいますが本質ではなく、どちらかと言うとマップ内を隅々まで探索し(該当する番号を、シナリオブックから参照し読み上げる)、入手したアイテムを使って局面を切り抜けたり、次のマップに移動するために使ったりします
 私は使いませんでしたが、ヒントも用意されており、それらを見ることで悩まずに進むことも可能でしょう。
 全3章という形式で1章90分で、計4時間半が想定プレイ時間ですが、私のクリアタイムは3時間10分でした。すべての文章を読み上げて、プレイヤー間で共有しながら進めましたが、1人プレイで、かつ駆け足で進めれば2時間でのクリアも可能でしょう。


 ソロプレイが前提となっている多くのゲームブックだが、全パラグラフをカードにすることで多人数プレイが可能となるのでは? と、前々から思っていましたが、まさに、私の頭のなかにあった曖昧なアイデアが形を持ったようなゲームでした。
 また、今まで謎解きゲームから謎解きを省いたら、ゲーム性を維持するために犯人当て等の推理要素を入れる必要があるのでは? と考えていましたが、そんなことは全然なかったです。冒険要素だけで十分に面白い……と言うか、私は冒険という要素を軽視していたことに気付かされました。
 冒険小説的なゲームブックを、カードゲーム化したら面白いのでは? と思いつつ、いざカードゲームにするなら謎解き要素か推理要素のどちらかが必須になる。だなんて、我ながらひどい思い込みです。


 最終スコアは48点でした。
 新しい発見も数多くありましたし、楽しい時間を過ごすことができました

一緒に遊んだぺこらさんとの対談

終わりに

 シリーズ第2弾『モノクロームINC.』は2020年10月、第3弾『火山の島』は来年の発売が予定されています。この調子なら、第4弾の『Grand Hotel Abaddon』や第5弾の『Die Akte Gloom City』も期待が持てそうです。
 グループSNEさん、よろしくお願いします!