雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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TRPG『アンサング・デュエット』の感想

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 瀧里フユとどらこにあんによる2人用のTRPG『アンサング・デュエット』を遊びました。
 ふたり用のTRPGはずっと遊びたいと思っていて、ようやく望んでいたものに巡り合うことができました。

ゲームの概要

 キャッチフレーズは「ふたりきりで異界から帰還するふたり用脱出TRPG」ということで、大好きな言葉がてんこもりです
 プレイヤーの片方がGM兼シフターという、異界が見えてしまう、そして引きずり込まれてしまうヒロイン役となり、もう片方のプレイヤーがバインダーという、異界は見えないけれど、ヒロインを救うことを絶対に諦めない存在になります。
 もう、この時点で、とても良いですね。

アンサング・デュエット

アンサング・デュエット

ゲームの感想

 激烈に面白かったです
 まずは『アンサング・デュエット』の世界観を体験し、実際のゲームに慣れるために用意された、ひとり用のシナリオ「郷愁の都、幻のあなた」を遊びました。
 これはゲームブック形式で進んでいく1人用シナリオで、プレイヤーはバインダーとして物語を読み進めるだけで『アンサング・デュエット』を疑似体験することができます。
 きちんと判定したり、ルールを確認しながら読み進めましたが、プレイ時間は、1時間ほどでした。



 続いて、いよいよ本番ということで、用意された計7本のシナリオの中から「電子世界のデッドリー生配信」を遊びました。
 これはバーチャネルネットアイドルとなり、異界化したゲーム世界から脱出を目指す狂気の生配信ということで、視聴者に向けてメッセージを届けつつ、物語を進めるという、ロールプレイしやすい作品でした
 難易度は意に反して高め。と言うのも、ダイスロールで出さないといけない出目が、まあまあ高めなので、わりと失敗するのですよね。失敗すると精神が少し変調したり、外見が変化したり、異界に囚われる演出が入ります。とは言え、失敗しても物語が途中で終わることはなく、ボロボロになりながらも進めていくことができます。
 と言うわけで、無事に脱出できた頃には、見るも無残な状態になっていわけですが、それでも超危機的状況から脱出できたわけで、むしろ悠々と楽に脱出できたより、ギリギリのカツカツで脱出できた感があって盛り上がりました。

終わりに

 プレイ時間は1時間と短めでしたが、けっこう充実しており、かなり完璧に近いなと感じました。本文にも書きましたが、ボロボロになっての脱出だったので、そのギリギリ感に劇的さを覚えたのかもしれません
 キャラメイクに時間を掛けても1時間半あれば、しっかり終わりそうなので、気楽に着手できるのもいいですね。気に入りました!