オープンワールドのゲームを遊んでみたいなと思い立ちました。
最初は、その元祖と呼ばれる『シェンムー』に興味を覚えたのですが、さすがに20年前のゲームは遊びにくさがあるでしょうし、そもそもドリームキャストを持っていません。
そこで、同じセガかつ、そこそこに新しい『龍が如く5 夢、叶えし者』を遊ぶことにしました。
プレイ状況
第1部に相当する福岡編を終えました。
ほんとうはクリアしてから感想を書こうと思ったのですが、思いの外、長いので、いったんプレイ日記という形でスタートします。
映画じゃないか……!
ゲームを起動すると、舞台は新宿歌舞伎町ではなく、博多中洲。
東城会の六代目会長・堂島大吾と、山笠組の斑目忠の静かながら、どこか鬼気迫る会話から始まります。
もう、とにかく話が面白いです。
カメラアングルも最高。
すっかりコントローラーから手を離してしまい、映画を見る気分で画面を見ます。
この後、堂島大吾を操作することになるのか……と思っていたら、主人公は、まさかの謎のタクシードライバー鈴木太一こと桐生一馬。コントローラーから手を離してしまっていたので、動けるようになった瞬間、逆にびっくりしました。
桐生一馬というひとりの男になる
ゲーム開始時、目的という目的がないことに驚きました。
メインミッションみたいのが提示されるんですが「帰宅しろ!」とか「出社しろ!」とか、いやいや、そんな迫力たっぷりに指示される内容じゃないですよ、と。
そんなわけで町中でタクシーを転がして小銭を稼いだり、うどんを食べたり、とんこつラーメンの湯切りをしたり、あれやこれやしているうちにようやく大きな物語が始まっていきます。
キャラクターがとにかく魅力的!
桐生一馬、彼はいい男ですね。その無骨ながら真摯な生き方は、惚れ惚れしますね。
中嶋社長も人情味がありますし、ヤクザのなかでは渡瀬がグッと来ますね。後は、森永と相沢。好きでした……。
と言うか、挙げ始めればきりがないくらいにどのキャラクターも魅力たっぷりなんですよね。たとえば八幡。彼は登場時こそ没個性と言うか、ただの雑魚に過ぎないのですが、終盤に向けていきなりキャラクターが立ってくる。
永洲街という名前で、仮想的に再現された中洲のリアリティもさることながら、そこに生きるひとりひとりもまた人間味に溢れていて、まるでほんとうに存在するように感じられるんですよね。
終わりに
第1部の福岡編を終え、主人公が冴島大河に変わったんですけれど、これ、テンションがめちゃくちゃ下がりますね。
シリーズで今まで活躍してきたサブキャラなのでしょうか? てっきり大阪編が始まり、遥をコントロールできることを期待していたので、やや肩透かしです。
後、この時点でプレイ時間が13時間を越えているのですが、リザルトを見ると10%も進んでないんですよね。この先、どれだけ膨大な世界が待ち受けているのか、今から楽しみです。