せっせと遊び続けています『龍が如く5 夢、叶えし者』を。
なんとか第2部の冴島編をクリアしましたので、その感想を書くことにします。ネタバレ全開ですのでご注意ください。
第1章~第2章
第1部から第2部に変わり、主人公が桐生から冴島にバトンタッチされ、わたしのテンションはいったん底辺まで落ちました。
せっかく桐生というキャラクタに愛着を覚え「森永の野郎、弟分の相沢を殺しやがって。おめえ、ぜってーに許さないからな!!」と興奮しつつ握っていたコントローラーが、ふわっと軽くなった感じです。
乗り気になれないまま神室町を散策し、お縄について網走刑務所での時間をしばし堪能しましたが、馬場ちゃん事件を経て、いきなり推理ゲームが始まったのには驚きました。『龍が如く』ほんとうに自由だな!
副所長の高坂も、さいしょはいけすかないやつと感じましたが、最後は惚れ惚れするような男気を見せてくれて、ほんとうに『龍が如く』はいいですね。日村と大島も人情味があって、男の友情を感じました。
第3章
第1章もしくは第2章と同等の長さであろうと考えていたら、雪山でのマタギ生活は、ほんとうに長かったですね……!
奥寺さんやヤマオロシのことなんて無視して、さっさと馬場ちゃんと山を降りてもよいのでしょうが、そんなこととてもできません! 奥寺さんから猟師としての生き方を学び、殺戮ではなく狩猟をさせていただくという感謝の気持ちを持って、何度も冬山に臨みました。
体力が刻一刻と失われてゆく過酷な冬山での猟師生活は、シンプルに良かったですね。最初は熊が現れるたびに過剰に驚き、慌てふためきましたが、慣れてきてからは条件反射的に腰を下ろし、構え、照準を合わせ、射撃と流れるようにできました。やっていることは『バイオハザード』と同じなのかもしれませんが、テーマが変わるだけでこんなに楽しく、遊びやすくなるものなんですね。
第4章
長かった第3章が終わったかと思いきや、ようやく札幌すすきのこと月見野。
またしても写真を撮ったり、川越シェフにレストランを案内したり、街の人と触れ合ったり、様々なサブミッションがてんこもりです。凝り性な性格なので無視して先に進めることはできません。
このサブミッション、全部やるのかあ
とため息を吐きつつも、しかし楽しくプレイしました。
『龍が如く』は遊ぶ前まではヤクザ同士の抗争を描いたアクションゲームだと思っていましたけれど、実際に遊んでみての感覚としては、登場人物になりきって、この架空の日本において、ありえたかもしれない人生を追うゲームです。したがって、プレイヤーがやるべきことは冴島の操作ではなく、冴島の生き様を見守ることであり、その人生に華を添え、その夢が叶うように働きかけることなのではという気がしています。
だから、数多くのサブミッションも苦にはならないんですよね。キャラクターがほんとうに魅力的なので。
ついでに言うと、ムービーや声もほとんど飛ばさずに見ています。声優さんの演技が上手いというのもありますが、カメラワークがひたすら上手いので画面を見入ってしまうのと、表情の微妙な変化や、先の読めないストーリーがとにかく良いんですよね。
終わりに
と言うわけで、ようやく第2部をクリアしたと思ったら、今度は大阪で澤村遥編。
リズムゲーは苦手ですが、桐生さんのためにも、がんばって彼女をアイドルに導こうと思います。