遊学芸さんのTRPG風協力脱出ゲームUREGシリーズ第5弾と第7弾に相当する『●●すると、出られる部屋』と『●●すると、出られる部屋2』の2作を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
UREGとは
UnRealisticEscapeGameの頭を取ってUREG、アレグと読みます。
直訳すると非リアル脱出ゲーム。会話を中心に進め、密室からの脱出を目指すTRPG風のゲームです。
プレイ人数は最低2人。1人がGMとなり、本を手にプレイヤーが置かれた室内の状況を、口頭で説明します。もうひとりはGMの説明を聞きながら状況を思い描き、脱出するために「どこそこを探索します」ですとか「このアイテムを、ここに対して使用します」など実施したいことを伝え、GMに判定してもらいます。
『●●すると、出られる部屋』の感想
今までに基本の『UREG』の他、シリーズ第2弾の『UREG 象りの時計塔』を遊んだことがあります。非常に面白く、特にGM側は楽しめるのですが、プレイヤー側は負荷が重いなと感じていました。と言うのも、Aの鍵を開け、Bの鍵を開け、Cの鍵を開けないと脱出できない部屋の場合、Aの鍵は順調に開けられるのですが、BやCの鍵を開ける過程で、Aの鍵を開けるときに用いた情報やヒントを再利用する場合、そのことを覚えていられないんですよね。
そういったわけでシリーズ第3弾の『偽りの美術館』から少し離れてしまっていたのですが、今回の『●●すると、出られる部屋』はキャッチーなタイトルに加え、デフォルメされたキャラクターデザインに、初心者向けという触れ込みを聞いて、久しぶりに遊ばせていただきました。
結果としては、
重くもなく軽くもなく、ちょうどいい
でした。
難易度は無印の序盤がもっとも平易で、2巻の後ろに近づくにつれ難しくなっていくのですが、それでも全体的にワンアイディアであることは共通しており、脱出に至るステップが多段になっていることは少なめです。
したがって気づかなければならないことは、基本的に1点。まさしくタイトル通り、●●さえできれば、すぐに出ることができる部屋──なわけです。
尚、念のため断っておきますと、性的な要素はゼロなのであしからず。
終わりに
UREGに対するモチベーションが上がったので、未プレイの『メイキングアレグ』と『偽りの美術館』を買ってもいいかなと考え中です。
あるいは、同じタイミングで『装いの魔王城』を買ったので、先にこちらを遊んでもいいかもしれません。楽しみです。