雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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準備は10分、プレイは1秒。切れ味バツグンのミニマルゲーム『ヴィラネックス』の感想

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 こげこげ堂本舗さんのゲームマーケット2014秋の作品『ヴィラネックス~合併競議会~』を遊びました。
 1人から4人用のボードゲームです。

ゲームの概要

 6枚の手札から2枚を選びます。
 全員で同時に公開し、もっとも勝利点の多いプレイヤーが勝利します。

ゲームの感想

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 大好きなゲームです
 発表された当時にも遊んだのですが、最近、久しぶりに遊び返したら、やっぱり面白かったので感想を書きます。


 上に書いた通り、ゲームとしてはシンプル極まりないです。
 6枚の手札の中から2枚をピックして公開したら、もうゲームは終了し、後は点数計算をするだけです。
 ただ、これだけの何が面白いかと言うと、どの2枚をどう選ぶかの読み合いが面白いわけですね。


 過程として、まず6枚から4枚を選びます。
 然る後にその4枚すべてを公開します。
 各プレイヤーは、このタイミングで、他プレイヤーが出すかもしれないカードを確認することができるわけですね。そしてその上で、手札の4枚から、どの2枚を公開するかを選ぶわけです。
 カードの総数は40枚と、とても少ないのに、繰り広げられる読み合いのレベルは高く、とてもシャープなデザインです。惚れ惚れします。
 ときどき遊び返したい傑作ですね。

終わりに

 本作はシド・サクソンの『ハグル』をミニマム化した作品だと捉えています。
『ハグル』は大好きなゲームですが、10人以上のプレイヤーを求め、かつ事前準備も大変です。それに対し本作は、2人から遊べますし、その輝きは少人数でも失われません。もう、ほんとうに素晴らしい以外、言うことがないですね。