雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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絵を描きながら語るナラティブTRPG『Four Kingdoms』の感想


 Tanuki GamesさんのオリジナルTRPG『Four Kingdoms TRPG』を遊びました。
 2~4人で遊べる、GM不要のTRPGです。

ゲームの概要

 ゲームに必要なものはルールブックの他、おおきいサイズの白紙、トランプ1組、筆記用具、そして想像力とストーリーテリングをしたいという気持ちです。
 本作は4人のプレイヤーが四国志の舞台を紙に描き込むことで歴史物語を紡いでいきます。ゲーム中、トランプのカードを引くことで、ランダムに出来事が発生し、それらを解決することで物語が進んでいきます。

ゲームの感想


 本作には、ゲームマーケット2022春で出会いました。
 テーブルいっぱいにファンタジックな地図が描かれた紙が広げられており、外国人の方が流暢な日本語で説明してくれました。
 GM不要であること、3人以下でも、ひとりが複数の国を担当すれば遊べること、目的はプレイヤー全員でストーリーテリングすること
 すぐに購入を決意しました。



 ルールは、極めてシンプルです。
 まず4枚の紙にまたがるように「世界の中心」をプレイヤー全員で描きます。
 その後、各プレイヤーは自分の紙に「国」「国王」「特徴的な建物」を描き、最後にひとりが「秘宝」を描いたら準備完了です。
 後はトランプをめくりながら、ランダムに発生する出来事を、その時々のシチュエーションに当てはめたり、自由に解釈したりしながら、物語を紡いでいきます。



 ゲーム開始当初は、白い部分がほとんどでしたが、イベントが発生する度に、それによって王国に発生した何かを描き加えていくと、どんどん充実していきます
 他プレイヤーの紙に描き加えることも可能なので、侵食したり、他プレイヤーの設定に独自の解釈を加えたり。全員でひとつの世界観を作り上げていくという感覚が得られます

終わりに

 のんびりプレイして2時間くらいでしょうか。
 けっこう絵を描くだけで楽しいので、ときに語り合ったり、ときに無言になって黙々と描き込んだり、楽しい時間を過ごせました。