グループSNEからリリースされている、秋口ぎぐる&森川秀樹デザインによるマーダーミステリー『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
生き残った人々が暮らすコミュニティへ現れた白衣の男は、
「抗体が見つかった。これでゾンビ化を抑えられる! 」と告げたのち、何者かに殺害されてしまう。
各地で続発する「ゾンビ信奉者」たちによる襲撃事件。謎の絞殺魔の噂。
次々と姿を消していく生存者と、夜な夜な地下から届く謎の歌声……。
https://sne-ec.com/2021/06/21/m008-01/
すべての謎を解き明かし、「安全圏」へ至る者はだれか?
7~8人用のパッケージ型マーダーミステリーです。
プレイヤーはショッピングモールにたてこもった生存者となり、迫り来る対決と向き合います。
ゲームの感想
最初に本作のタイトルを聞いたときに「めちゃくちゃ潔いな!」と感じたことを覚えています。
だって『屍者に囲まれて』とか『文明が滅びた後に』とか、いくらでもそれっぽいタイトルをつけられるのに『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』ですからね「タイトルにマーダーミステリー、入ってるじゃん」と内心で突っ込みました。
内容を真正面から表現しているタイトルなので、作中作的な、キャラクターがマーダーミステリーを遊んでいるようなメタ構造を持つ作品なのかな? とも思い、興味を持ちました。
で、実際に遊んでみた感想としては、
ふつうに面白かったです。
ゾンビ化ウィルスがパンデミックを巻き起こし、文明が崩壊した近未来における殺人という特異設定がとにかく良いですね。
見えない殺人犯ではなく、見えているゾンビに襲われて死ぬかもしれないという、他のマーダーミステリーでは、なかなか味わうことができない危機感がありました。
キャラクターとして大成功には至れませんでしたが、ベストを尽くし、かなり良いところまで近づかせることができたので自分のなかでは実質成功、楽しめました。
終わりに
グループSNEさんのMYSTERY PARTY IN THE BOX SERIESは、本作で3回目のプレイングですが、どれも完成度が高いですね。
他の作品も機会を見て遊びたいところです。