雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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 金曜日。町田のソフマップに、ツクール2000の廉価版が4500円で、3つあった。もうその場で買ってしまおうかなと思ったが、衝動買いは自分のキャラでないし、エロゲか何かの発売日でやけに人が並んでいたので見送ることに。この判断は、結果的に正解だった。
 帰宅後、落としておいた体験版をインストールして、軽く触ってみる……が、これが意外に難しい。いや、はっきり言って、自分には無理なんじゃないだろうかと思うぐらい訳が分からない。なんて言うか、世のツクーラーな方々は作ったゲームがどんなにくだらなかったとしても、尊敬に値するんじゃないだろうかと思わず頭を抱え込んで、ああ、森博嗣の未読は後数冊しか残ってないや、1月に新刊出るけど、高田のQEDは毎年恒例だな、そして清涼院流水の彩紋家はようやく……か、などと現実逃避――、


『掌』は今週も1位、
蜜柑は美味しい、
明日は休日。


――現実逃避終了、再起動・再始動。
 さて、ツクール2000の操作性が思っていた以上に悪かったので*1、購入するのは先延ばししようかと思います。いえ、元より受験前に散財するつもりはありませんでしたから、実行するつもりだった予定が、実行するか決めていない未定にシフトしただけです。
 ツクールを使うことにそれほど抵抗はありません。ツクールで作られたから&素材集を使っているから、といった要素は、そのゲームの価値を下げるものとは思っていません。むしろツクールで作られたゲームを好んでプレイする人間の多さを考えれば、メリットの方が多いような気がします。気のせいですか?


 代案を幾つか考えた。
・RPG的要素はばっさり斬り捨てて、むしろADV的にしてしまうこと。これはストーリィを作りこまなければならないといけなくて、少し掛けなくてはいけない労力が増えてしまい、ゲームを作るよりも小説を書いた方が楽になってしまう。
・RPG的要素を一般的な見下ろし型RPGから、ウィズやメガテンのような一人称視点型RPGにする。こちらはシステムを作るのに労力を掛ける必要がありそうで、上と同じ問題を抱えている。
・折衷案、ボタンを多用することで移動を表現するRPG。イメージ的には肉片氏が昔作ったリトルアンディーメンテの奴とか、ポーン氏の『エピタフ』とか、アンディーメンテの色々。
・RPGから離れて、一気に育成物色を強くする。代案1や3と相性がいいかもしれない。
 どの代案を採用したとて画像の問題が再浮上する。しかし、これにはデジカメで撮影した写真を使えばいいのではと思っている。写真ならある程度、フォーマットが統一されているから、画面を640x480にすれば問題は、ほとんどない。


 とにかくネックになるのは労力だ。
 説明書をじっくり読んで、サンプルを研究して、練習を重ねればツクールは使えるようになるだろう。どの案を選択するにせよ、時間と金を掛ければいい物が作れるはずだが、自分は大作思考を持っていない*2。勉強する時間、執筆する時間、読書する時間、遊ぶ時間、そういった他の作業を行う時間と折り合いをつけていかなければならない。ゲーム作りだけに、心血を注ぐわけにはいかない。
 策師ではないが、求められるのは最小の努力での最大の結果だ。特にADV化するためにストーリィを練り、小説を書く時間をカットしてしまうのは最悪だ。
 さて、どうするべきか。
 悩みは尽きない。

*1:何でもかんでもツールのせいにするのは、悪い癖です。自覚していますか? ……え、自画批判?

*2:まだ若いし、ライフワークに取り掛かる予定なんてない。それに趣向として、小さくて精巧なもののほうが好きだ