48組96枚のタイルを使って遊ぶ神経衰弱『おっぱい神経衰弱』を遊びました。
想像を絶する難易度で、まさしく神経を衰弱させました……。
名は体を現すと言いますか、タイトルがそのまんまゲームの内容なのですが、メカニクスはただの神経衰弱です。
2枚で1組となるタイルの組み合わせが計48組あり、より多くを揃えたプレイヤーが勝利という、ただそれだけのゲームです。
特筆すべきは、その図柄が記号や数字などではなく、女性の胸部の右半分と左半分であることです。そう、まさしく、おっぱいで神経衰弱するわけです。
この、くだらなくも突き抜けたコンセプトは、一部の好事家のハートを射抜き、秋山の心をときめかせ……はしなかったのですが、珍しいボードゲームは抑えておきたい。
という観点で、エッセンシュピールで見かけたときに、つい買い求めてしまいました。
もっとも、買ったはよいものの、わりと買ったことで満足してしまい、未開封のまま長らく積んでいたのですが、さすがに遊ばないともったいないと思い直し、この度、遊んでみました。
さぞ、ロマン溢れるプレイ体験が得られるのであろうと予想していたのですが、あにはからんや中々の苦行でした。
と言うのも、48種類のおっぱいについて、たとえば劇画風であったり、髪の毛が見えていたり、アクセサリーが見えていれば、それらがヒントになるのですが、多くは特徴のない……と言ってしまうと失礼極まりないかもしれませんが、他と区別がつきにくいおっぱいなのです。
もちろん、じっと見比べれば違いに気づけるでしょうが、やっているのは神経衰弱なわけで、たとえば背景に海が見えるビーチサイドなおっぱいや、水滴が浮いているおっぱいなど単体であれば特徴的かもしれませんが、48組の中に同じような構図があったりすると、やむをえず間違えるわけで……だんだんと辛さを覚えてきます。
一般的な神経衰弱と異なり、図柄が同じなわけではないことも難易度を上げている一因です。
ピンと来ない方もいるかもしれませんが、そう、人間のおっぱいというのは、左と右とで形が異なることがあるのです。僅かに異なることもあれば、並んでないと一対のおっぱいであると気づけないほど異なっていることもあれば、写真の構図的に、片方は正面から捉えているのに、片方は横から捉えていたりして、こうなってくると、よっぽどのおっぱい好きでなければ太刀打ちできません。
ぺこらさんと2人で遊びましたが、最終的には協力してジグソーパズルを解くかのように取り組み、おおよそ2時間ほど掛けてクリアしました。
本気でおっぱいに取り組む覚悟がある! そういう方に勧めたいゲームです。
一緒に遊んだぺこらさんの感想
最初に遊んだとき、どうしても合わなくてタイルが足りないのかな~って話したよね
話した話した、欠品かなって思ったよ。でも、問い合わせるほどではないな、とも思った
がんばったよね!
ぼくは途中で諦めたよ
難しいよね! 右と左とで同じじゃないしね
ぺこらさんの頑張りに感謝だよ
揃えてみると、ひとつづきになっていることが分かって面白いよね
カメラアングル的に、かなりずるいのもあったよねえ
終わりに
なんか大真面目に書いてしまいましたけれど、こういうゲームじゃあないんですよねえ……。