takarush BLACK LABELの新企画、12ヶ月連続でリリースされる持ち帰り謎シリーズの第1弾『ある友人からの手紙 #1 森に住む泣き虫なクマより』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
takarush BLACK LABELがお届けする新しいお持ち帰り謎がスタート!
これまで登場したキャラクター達からの手紙が届く謎解きグッズです。
※本編の(周遊)イベントに参加されたことがない方でもお楽しみいただけます。第1弾は『クマが珈琲を飲む理由』に登場する彼からのお手紙。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/takarushshop/tegami1.html
どうやら彼はあなたにお願いがあるようで…?
コロナ禍の影響でリアルイベントが中止や延期になったことも関係しているのでしょうか、自宅でも遊べる謎解きということで、タカラッシュの大人向けレーベルtakarush BLACK LABELから新企画が発表されました。
その名も『ある友人からの手紙』。
takarush BLACK LABELが今までに手がけてきた公演に登場するキャラクターから、謎のついた手紙が届いてくるという仕掛けです。第1弾は『クマが珈琲を飲む理由』に登場するクマからの手紙ということで、物は試しと購入し、早速、遊んでみました。
『クマが珈琲を飲む理由』について
吉祥寺で、今もなお開催されているロングラン周遊謎解き『クマが珈琲を飲む理由』ですが、これは、もう最高傑作です。2018年に遊んだ謎解きのなかでは、1位に挙げているほどです。
ちょっと、当時の感想を紹介させてください。
2018年に遊んだ全謎解きのなかで、いちばん良かったです。とにかく終盤の怒涛の展開。泣けます。秋山は涙もろい方なので『さよなら、僕らのマジックアワー』でも、もちろん泣いたのですが、こちらはわけが違います。だって、純粋な物語で泣かされたのですから。ほら、ホール型の場合、動画や音響、その場の雰囲気と、いろいろ揃ってるじゃないですか。でも『クマが珈琲を飲む理由』は違いますよ。ひとり謎解きキットと向かい合い、ストーリーを読み、謎を解き、物語の構造を理解したとき、気がついたら泣いていたのです。ほんとうに心が震えました。傑作。
https://www.unjyou.com/entry/2019/01/25/220000
分かります?
2018年に遊んだ周遊型謎解きのベストではなく、2018年に遊んだ謎解きのベストですよ!?
『クマが珈琲を飲む理由』は、まだ遊べますので、コロナが落ち着いたら、是非、遊びに行ってください。
「森に住む泣き虫なクマより」の感想
と言うわけで、通販した時点で期待値が高かったのですが、届いて、早速、遊びました。
クリアに要した時間はノーヒントで25分。
1000円の持ち帰り謎としては、適切な分量ではないでしょうか。
「もう少し重くてもよいのよ?」と思わないでもないですが、それは、ひとつひとつ遊んでいるからそう思うわけであって、もし12ヶ月後に「よし、まとめて遊ぼう!」と思って、本シリーズ12作を一気に遊ぼうとしたら、想定プレイ時間は6時間になるはずなので、やはり30分は適切と言えるでしょう。
出来栄えとしては充分に満足しました。
takarush BLACK LABELは、ほんとうに物の作りが親切丁寧で「あ、そういうこと!」と閃いた後、実際に着手してみると、とーってもさりげなく線が引かれていたり、形がぴったり合うから「合ってるんだ!!」という感覚がストレートに繋がり快感です。
ストーリー的には『クマが珈琲を飲む理由』を未プレイの方でも楽しめるよう、ネタバレのない作りでしたが、知っているひとだと「……あ!」と気付けるポイントもあって、秋山は気づいた瞬間に、懐かしさと当時の感動がよみがえって、ちょっと涙ぐんでしまいました。
一緒に遊んだぺこらさんの感想
いい話だったよね! 私『クマが珈琲を飲む理由』が大好きで、あの周遊を遊んだからこそ分かる小ネタが入っていたのがいい! もし、公演が終わっていたら、誘えなくてショックだけど、まだやってるからね! 皆、いった方がいいよ!
いつになく、テンション高いね、ぺこらさん
ムサシ、好きだからね
あのクマ、朴訥でいいよね
いい! お気に入りだよ~。魔女のひとも好きだけどね!
ぼくは、おじいさんが好きだよ
おじいさんもいいよ~~~
終わりに
来月は「奇妙な美術館に住む怪しい女より」ということで、横浜大世界で開催中の『モナリザは2度微笑む』のモナリザからの手紙でしょうか。
横浜大世界コラボは『トロンプ・ルイユ殺絵事件』は遊びましたが、モナリザの方はまだなので楽しみです。そのさらに翌月は「温泉街にある薬局の喋るカラスより」ということで、こちらは石川県の山代温泉で開催中の『消えた記憶と言葉のくすり』からでしょうか。