11月27日は第39回『トランプ勉強会』でした。
当日、遊んだゲームの感想を書きます。
はじめに
トランプ勉強会は、長らく下記の通り目的を掲げていました。
昨今、ボードゲームを中心としたアナログゲームは盛んに遊ばれていますが、トランプゲームは一部のファンの間で細々と遊ばれている状況です。しかし、トランプゲームの歴史は古く、世界の各地で生活に寄り添うようにして遊ばれてきたという経緯があります。
本会では、会長の草場純の元、より古い年代のゲームから順に、遊ばれていた地域を意識しつつ、系統だてて遊び、その歴史を振り返り、ルールやメカニズムの変遷を学ぶことを目的とします。勉強の成果については、いずれ何らかの形でまとめることを考えています。
トランプに関心がある方、上述の学びに関わりたい方を、広く歓迎します。しかしながら、会の性質上、必ずしも遊ばれるゲームが面白いゲームであるとは限りません。また、ゲームを正しく遊ぶため、一定以上の知識をお持ちであることを条件とさせていただきます。具体的には、トリックテイキング、マストフォロー、切り札、ビッド、などの用語については解説されないレベルであるとご認識ください。
活動を開始して3年ほどが経過し、一定の成果が得られた、つまり19世紀以前のゲームでルールが分かっているものは、おおかた遊び尽くしました。
そこで、古いゲームを遊ぶのは今回の第39回までとし、次回以降は20世紀以降のゲームや2人用のゲームを中心に遊ぶことになります。
ドローポーカー
と言うわけで、最後にポーカーを遊んでおくべきでしょうということで、19世紀前半、ニューオリンズのルールで『ドローポーカー』を遊びました。
『テキサスホールデム』は遊ぶ機会が多いですが、『ドローポーカー』を遊んだのは久々……と言うより、ちゃんとしたルールで遊んだのは初めてです。ちゃんと取り組んでみると、充分に楽しめますが、やはり『テキサスホールデム』の方が面白さは格段に上ですね。
ゴニンカン
次に遊んだのは青森の伝統ゲーム『ゴニンカン』。
前々から気になっていたゲームだったので、6人で遊ぶことができて良かったです。
伝統ゲームはセオリーが確立されていることが多いので、そのセオリーを丁寧に教えてもらいながら遊べるのは貴重ですね。肝心のゲームとしては、プレイングの自由度が低く、やや地味だと感じました。
大阪商業大学アミューズメント産業研究所 第20回特別展示について
草場さんがじさんされていた『20世紀のボードゲーム』を拝見させていただきました。
古いゲームがフルカラーで紹介されており、写真だけでなく、すべて実物で保管されていることを考えると、非常に価値が高いと感じました。
終わりに
上述の通り、次回から会のコンセプトが刷新されます。
今まで興味があったけれど敷居の高さを感じていたという方、ぜひこの機会にお越しいただければ幸いです。