雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

書評リング整理しました2回目

id:CAXさんがライトノベルリングを整理しましたと書かれていて、そう言えば、秋山が管理しているのはどうかなと思ったら、また書評リングが200人に達していました。6月12日にたしか10人ほど削ったのに、どうやら速攻で埋まったようです。仕方がないので、ま…

SF初心者が選ぶ早川文庫の100冊

選考方法は至極単純。ただamazon.co.jpを「早川文庫」で検索して(2007年6月29日現在)、今年文庫化の作品を除いた作品(一作入っているのは御愛嬌)を羅列しただけ。しかし、割と悪くないのかも。と、SF読者の人に思っていただければ幸い。 http://d.hatena…

鉄塔 武蔵野線

鉄塔 武蔵野線 (新潮文庫)作者: 銀林みのる出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (44件) を見る 今日は小説を読まなかったので、以前に書いた感想を再録することでごまかします。感想はこちら…

集英社文庫「夏の一冊」何冊読んでる?

角川の100冊に引き続き、何冊読んでいるか調べました。しかし、こちらはデータがFLASHで制御されていてリスト化できませんでした。と言うわけで、苦肉の策。○が既読で、それ以外は未読です。

『コミック幽』を買いました

コミック幽 (MFコミックス)作者: 諸星大二郎、高橋葉介、花輪和一、大田垣晴子ほか出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/06/23メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る 幽ブックス第4弾。怪談雑誌『幽』は、第2号…

『五日性滅亡シンドローム1』

五日性滅亡シンドローム (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: ヤス出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/06/27メディア: コミック購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (68件) を見る『わたしたちの田村くん』や『とらドラ!』のイラストレーター…

角川文庫「夏の100冊」何冊読んでる?

○が既読で×が未読。長いので隠しました。

『花夜叉殺し』

花夜叉殺し (光文社文庫)作者: 赤江瀑出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/11メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る この本はお勧めできません。理由は別項にて。感想はこちら。

文芸誌はどうして売れないのか売れた方がいいのか?

文芸誌は短篇競作を良くやるけれど、効果は微妙でラインナップも渾沌である*2。また、こっちは特に連載の為に買うお客さんが少ないし、もっとはっきり言うならそもそも文芸誌を買うお客さんが非常に限られている。図書館に行けばいくらでもバックナンバーが…

姫野由香『はるのあらし』

はるのあらし オンライン文芸マガジン『回廊』第11号所収 作者:姫野由香 分量:原稿用紙15枚 発行日:2007年6月15日 発行元:文芸スタジオ回廊 同じ大学の音無くんと主人公のるいは、付き合い始めて三ヶ月というカップル。ふたりきりでゆっくり過ごしたいか…

バナー作りました

『うしろ』

うしろ (角川ホラー文庫)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る 倉阪鬼一郎を読むのはこれで三冊目かな? 絶対に気が合いそうな作家だと思うのだけれど、どの本も今ひとつ乗り込めない…

LEANGATE『終末症候群』の体験版をやりました。

先日プレイした『reinVERSE』に引き続き『終末症候群』をやりました、ネット上で無料で公開されている同人ノベルゲームの体験版です。LEANGATEの公式サイトからダウンロードできます。例のごとくキャプチャ画像を勝手に使っています。 吉里吉里で制作されて…

『七面坂心中』

七面坂心中 (幽BOOKS)作者: 水沫流人出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/05/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 第1回『幽』怪談文学賞・長編部門優秀賞受賞作です。表紙が内容を表しているなと、いま思った。感想はこち…

ジャンルが死滅するとき

志怪小説というジャンルをご存知でしょうか? と質問を投げておいて、いきなり違う話をしますが。ジャンルとは作家・出版社・読者というみっつの要素によって構成されているものだと思います。この三者がある特定のジャンルに属する作品を書いたり出したり読…

市川憂人『呼び声』

呼び声 オンライン文芸マガジン『回廊』第11号所収 作者:市川憂人 分量:原稿用紙70枚 発行日:2007年6月15日 発行元:文芸スタジオ回廊 夜ごと理美に掛かってくる電話……その向こうから聞こえる声は、彼女に様々な性的な欲求を押しつける。その声に抗うこと…

『独白するユニバーサル横メルカトル』

独白するユニバーサル横メルカトル作者: 平山夢明出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/08/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 123回この商品を含むブログ (222件) を見る 世間は『ミサイルマン』だと言うのにいまさら読みましたよ。感想はこちら。

今のうちにソノラマ文庫(ぬぬにさんVer.)

●谷山由紀 『こんなに緑の森の中』 ●谷山由紀 『コンビネーション』 ●谷山由紀 『天夢航海』 ⇒そして絶対に忘れちゃいけないのが谷山由紀だ。『天夢航海』だけでもどっかで復刊してくれないかな。谷山作品は古本屋で見かけたら速攻確保が原則。 http://nunun…

今のうちに入手しておくべきソノラマ文庫+アルファ

twitterでid:kirisakinekoさんとid:deltazuluさんが「今のうちに入手しておくべきソノラマ文庫ってなんでしょうね」とお話していたので、自分だったらここらへんかなとピックアップしてみました。以下のリストの中では、小川一水『疾走!千マイル急行(上・…

『キス・キス』

キス・キス (異色作家短編集)作者: ロアルド・ダール,Roald Dahl,開高健出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/10/07メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (57件) を見る 堪能〜♪ 一晩に一編ずつというスローペースで楽しみました。感想は…

LEANGATE『reinVERSE』の体験版をやりました。

ネット上で無料で公開されている同人ノベルゲームの体験版です。LEANGATEの公式サイトからダウンロードできます。reinVERSEはリイン・バース、と読みます。面白いので紹介します。キャプチャ画像を勝手に使ってますが、怒られたら削除します。 吉里吉里で制…

『ねくろま』

ねくろま。 (MF文庫J)作者: 平坂読,じろう出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (51件) を見る 表紙の女の子がかわいいなーと思って手に取った人は、途中でコーヒー吹くと予想…

『スラッシャー 廃園の殺人』

スラッシャー 廃園の殺人 (講談社ノベルス)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (33件) を見る いいじゃん、いーじゃーん。こういうの大好き。感想はこちら。

『隣之怪 木守り』

隣之怪 木守り (幽BOOKS)作者: 木原浩勝出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/06/13メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る すごい身近にありそうな話から、ちょっと遠いところまで。感想はこちら。

うみねこの楽しみ方(予測)と幻想ミステリブックガイド

『ひぐらしのなく頃に』で知られる07th Expansionの竜騎士07の、この夏の新作は『うみねこのなく頃に』ということを今日、知りました*1。公式サイトをちらほらと見ていたら、興味深い記述があったので引用したいと思います。 犯人は魔女。アリバイもトリック…

『麗しのシャーロットに捧ぐ』

麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイルズ (富士見ミステリー文庫)作者: 尾関修一,山本ケイジ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 30回この商品を含むブログ (76件) を見る これこそ秋山が探し求めていた本だって! …

『なまなりさん』

なまなりさん (幽BOOKS)作者: 中山市朗出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/06/13メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る 幽ブックス第3弾。新耳袋の中山市朗による長編怪異体験談。うわーん、恐かったよー。感想…

怪談小説とは何か?

それは、読者の想像力によって完成されるホラー小説です。 と、言うのがいちばん分かりやすい定義なのかなあと思う次第。西荻てのひら怪談イベントレポを書いたときにも、余談として述べたのですが、今日はもう少し踏み込んで考えてみたいと思います。 「怪…

幽ブックスと怪談双書

メディアファクトリーから『幽ブックス』と『怪談双書』という叢書らしきものが出ています。前者は幽怪談文学賞の受賞作などがあり、後者は怪談之怪の本などがあります。どちらも検索してみたところ公式サイトの類はないようなので、どの本が『幽ブックス』…

『携帯電話俺』

携帯電話俺 (ガガガ文庫 み 1-1)作者: 水市恵,なぽる出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/06/19メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (30件) を見る 中々、面白かった。跳訳と言うわけではないけれど、カフカ『変身』オマージュが効いていて…