雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

西尾維新『刀語 第一話 絶刀・鉋』

刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/10メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 103回この商品を含むブログ (263件) を見る 再読。今回は身構えるのではなく肩のちからを抜いて読んでみました。その結果…

ヨシタケシンスケ『しかもフタが無い』

しかもフタが無い作者: ヨシタケシンスケ出版社/メーカー: パルコ発売日: 2003/09/24メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (28件) を見る 面白かったー。『じゃあ君が好き』に引き続き、ヨシタケシンスケのメジャーデビュー作品で…

ブログを長続きさせる6つの要素

ブログ板に「虚しさを感じながらブログ続けてる香具師集合」というスレがある。自分の場合、幸い今やってるこのブログで虚しさを感じることはないけれど、以前はてなでやっていたブログは虚しくて仕方なく、半年あまりで閉鎖してしまった。だからこのスレの…

「このライトノベルがすごい!2008」ウェブアンケート開始

id:sunanotori:20070911:1189436537さんのところで知りました。 拡大する“ライトノベル”市場で、本当に面白い作品を選び出すのは至難の業! そこで宝島社では、今年度もライトノベル読者による、ライトノベル読者のためのライトノベル・ガイドブック『このラ…

第6回「ネトラジ!同人BLAZE!」公開

さて、今回もゲストの方が乱入です! オマケノベルの皆様が スタジオに突撃してくださいました! プレゼントもございますので最後まで聞いてくださいね! http://www.doujinnet-radio.jp/ 同人ゲーム業界の面々が集まって、同人ゲームの話やそれぞれのサーク…

文学作家は締め切りに縛られない

作者が書きたくないあとがきなんて要りません。本編内で全てを出し切って下さい。 作者本人がその作品の楽しさに自信のない作品なんて要りません。作者は自分の作品の一番のファンでいて下さい。 売れ行きを気にして妥協した作品なんて要りません。例え一冊…

2007年上半期のオススメをまとめました

まとめました、とは言えリンクを張っている感想は大半が、縮小運営中の頃のものなので読み応えは、あまりありません。申し訳ございません。 縮小運営を解除して、書評サイトとして復帰したのは6月からなので、第1四半期と第2四半期のオススメは、まあ、参考…

6月に読了したもので特にオススメの10冊

著者 タイトル 備考 ジェラルド・カーシュ 壜の中の手記 ミステリ、SF、怪奇を合わせ持つ綺譚の短編集。感想はこちら 小川洋子 薬指の標本 慎み深く静謐にひたされた中編の怪奇幻想を2作収録。感想はこちら 三浦しをん 月魚 溢れんばかりの本に対する愛とBL…

夏に読了したもので特にオススメの10冊

著者 タイトル 備考 桜庭一樹 赤朽葉家の伝説 三代に渡る幻想とそこから生まれる現実。感想はこちら 三津田信三 作者不詳 怪奇幻想とミステリの会わせ技、夜も眠れない。感想はこちら 舞城王太郎 SPEEDBOY! ほどよくこなれて読みやすい、舞城王太郎入門に最…

6月に読了したライトノベルで特にオススメの5冊

著者 タイトル 備考 久住四季 トリックスターズL ライトノベル幻想ミステリの最高峰!感想はこちら 田中ロミオ 人類は衰退しました のんびりほんわかほのぼの妖精さん。感想はこちら 川上亮 僕らA.I. なんの変哲もない日常にSFを投げてできた青春ホラー。感…

春に読了したもので特にオススメの10冊

著者 タイトル 備考 三浦しをん 風が強く吹いている 涙なくしては読み終えられない青春小説。感想はこちら 古川日出男 ルート350 古川日出男の美味しいとこどりが出来る短編集。感想はこちら 恒川光太郎 夜市 デビュー作であることを疑うほどの完成度。感想…

ヨシタケシンスケ『じゃあ君が好き』

じゃあ君が好き作者: ヨシタケシンスケ出版社/メーカー: 主婦と生活社発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (12件) を見る 面白かったー。見て楽しい本。こういう絵って描けるようになりたいなあと思う。感想はこち…

加納朋子『ぐるぐる猿と歌う鳥』

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)作者: 加納朋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/26メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (58件) を見る ミステリーランド最新作。小学生の成長を描いた、心地よい冒険小説でした。感想はこちら…

中村九郎『神様の悪魔か少年』

神様の悪魔か少年 (Style‐F)作者: 中村九郎出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (33件) を見る 面白かったー。読みやすいのは良かったんですが、なんだか物足りなくもあります。なんと…

総ブックマーク数:444

わりと迷信を信じている人間なので、こういう縁起の悪い数字は嫌いです。

書評サイトでアクセスをかんたんに稼ぐ方法

結論:あまり取り上げられていない本の感想を書く。 順々に説明していきます。 まずは秋山真琴の積読崩しのアクセス解析で、検索ワードを調べたものを見てください。 8月1日〜31日の検索ワード 順位 検索ワード 件数 本の感想を書いた日 1 ひぐらしのなく頃…

ガガガの新人は多くないか?

ふと思ったのですが、小学館ガガガ文庫は1年目にして、もう新人を何人も出しているような気がしました。第1回ライトノベル大賞○○賞受賞作って何個あるんだ? と言うわけで調べてみました。 ガガガ文庫の新人(6月〜9月) 神崎紫電『マージナル』(大賞) 山…

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)作者: 入間人間,左出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/06メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 420回この商品を含むブログ (321件) を見る 読んでみました。確かになるほどインパク…

はてなブックマークのコメント欄にてIDコール

最近のオススメを紹介します。今日の早川さん作者: coco出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/07メディア: コミック購入: 8人 クリック: 264回この商品を含むブログ (371件) を見るサクリファイス作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08…

私的新刊案内(9月中旬)

9月10日〜19日で秋山が個人的に注目している作品です。1日〜9日はこちら。 9/10 水瀬葉月『C3 ―シーキューブ―』 『ぼくと魔女式アポカリプス』シリーズで知られる水瀬葉月による新シリーズ。C3―シーキューブ (電撃文庫)作者: 水瀬葉月,さそりがため出版社/メ…

『ソロモンの犬』

ソロモンの犬作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (87件) を見る 面白かったー。道尾秀介、初の青春ミステリ。青春パートもミステリパートもよかったです。感想はこちら。 しかし、…

『スプライトシュピーゲル 1 Butterfly&Dragonfly&Honeybee』

スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)作者: 冲方丁,はいむらきよたか出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 95回この商品を含むブログ (169件) を見る『オ…

書評を書いてくれたひとに感謝の気持ちを伝えたい

「あ、いいな」と感じる書評があります、感想でもいいですけれど。 「あ、いいな」と感じるのは別にそんな大層なことではなくて、たとえば秋山の好きなキャラと同じキャラが好きなひとの感想を見たときは「そうだよねー、彼女があのシリーズではいちばん可愛…

新本格記念日

そういえば、本日は『十角館の殺人』が発売され、作家・綾辻行人の誕生日であった。同じ意味で今日は京極夏彦、清涼院流水という作家が誕生した日である。 http://d.hatena.ne.jp/tomariryuka/20070905/p5 知らなかった! です。 追記 今から54年前に、早川…

米澤穂信の話|ミステリにおける『インシテミル』の位置

思うにジャンル小説というのは、ある種の領土拡大ゲームです。 たとえばライトノベルは当初、剣と魔法のファンタジィでした。それにSFが加わり、伝奇が加わり、舞台は現代となり、学園となり、セカイ系が生まれ、リアル・フィクションが生まれ、越境型が生ま…

┐('〜`;)┌

書いたのは秋山くんじゃないけど僕の中の「秋山くん」が反応したから。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/firstheaven/20070904/1188884693

Webミステリーズ!更新

主人公の黒川の受難も話が進むうちに、死なない程度に激しくなってきました。自分で書いておいてなんですが、一応作中では名探偵で主役のはずなのに、扱いがあんまりです。体と心は大丈夫なのか、黒川鈴木!? http://www.tsogen.co.jp/web_m/takita0709.html…

『サクリファイス』

サクリファイス作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 139回この商品を含むブログ (326件) を見る 身が震えるような傑作。どちらかと言うと前半部分の、石尾のアシストに徹しているときの白石の方が好き…

インシテミルから始めるクローズド・サークル・ブックガイド

米澤穂信『インシテミル』がたいへん面白かったです。ただ、この作品。サスペンスとしては予備知識が皆無でも楽しめるのですが、ミステリとしては先行作品を知っていないと十全には楽しめないのではないかなあ……という疑問があります。と言うのも、すでに読…

インシテミル

インシテミル作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (350件) を見る 心の奥底深くからワクワクドキドキするクローズド・サークル物のミステリ。傑作。感想はこちら。 館内…